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2018年12月06日

ユタ州のモルモン教の聖地|モルモン教で禁止されているもの6つ

アメリカ合衆国のユタ州といえばモルモン教ですが、なぜ、ユタ州はモルモン教なのか、そして実際どういう宗教なのか、モルモン教の教義やモルモン教徒に禁止されていることなどを解説します。また、風光明媚なユタ州の観光スポットなどを紹介しています。

ユタ州のモルモン教の聖地|モルモン教で禁止されているもの6つ

ユタ州はどこにある?

ユタ州は、アメリカ合衆国の西部、ロッキー山脈の西側に位置しています。北にアイダホ州とワイオミング州、東にはコロラド州、南にアリゾナ州、西にラスベガスで有名なネバダ州と接しています。広大な砂漠地帯が広がっており、ユタ州の中央部から西部にかけてグレートベースンと呼ばれる大盆地が広がっています。

州都はソルトレイクシティで2002年冬季オリンピックの開催地となったことでも有名です。

ユタ州の産業

ユタ州の主な産業は、鉱業、農業、ハイテク産業などです。ユタ州は、豊富な鉱物資源に恵まれており、ソルトレイクシティ市周辺では、金・銀・銅などが取れます。ゴールドラッシュ以降、ユタ州は鉱山開発に伴って発展しました。

農業では、羊や牛などの畜産業が盛んです。またハイテク産業に関しては、カルフォルニア州のシリコン・バレーから、物価が安く広大な土地のあるユタ州に移転する企業が増えています。

ユタ州の治安

ユタ州といえば、モルモン教なしでは語れないというほどモルモン教の影響を色濃く受けている州です。モルモン教では勤勉を奨励し、飲酒、喫煙を禁じるなど質素で堅実な生活習慣を営んでいます。

規律を重んじるモルモン教の影響もあり、重犯罪や、麻薬といった深刻な社会問題は、他の州に比べると低いといっていいでしょう。

ユタ州のモルモン教徒の割合

19世紀半ばに、迫害を逃れたモルモン教徒たちが指導者のブリガム・ヤングとともに今のユタ州へ入植しました。彼らは不毛の地と呼ばれたこの地を開拓し、定住地を拡大していきました。州都ソルトレイクシティにモルモン教会の総本山を置き、現在でも州民の約6割をモルモン教徒が占めています。

知事およびユタ州議会議員もほとんどがモルモン教徒で占められており、政治面でもモルモン教会とのつながりが強いといわれています。

ユタ州のモルモン教について知ろう

19世紀頃ヨーロッパからアメリカ大陸へ入植した人々の間でアメリカ生まれのキリスト教の宗派がたくさん生まれましたが、モルモン教もその一つです。

モルモン教の創始者、ジョセフ・スミスが天使から与えられた本を翻訳したものが「モルモン教」で、内容はアメリカ大陸における先住民の歴史、エルサレムより、アメリカ大陸に渡ってきたイスラエル人の話から始まり、人々に神とイエス・キリストの心理を伝えるものとしています。

モルモン教の正式名称

先の項で述べた「モルモン教」は一風変わった内容が人々の興味を引きました。間もなくジョセフは、神の啓示によってニューヨーク州のパラマイラに教会を設立します。そして、ジョセフ自らが預言者(神の言葉を預かるもの)にして、イエス・キリストの使徒となりました。

ジョセフの建設した教会は最初イエス・キリスト教会と呼ばれていましたが、後に末日聖徒イエス・キリスト教会と変えられ、モルモン教の正式名称となっています。

モルモン教の教えとは?

モルモン教の正式名称が「末日聖徒イエス・キリスト教会」であることでもわかるとおり、キモルモン教は、キリスト教の流れを汲んでいます。旧約聖書を経典の一つとしているため、モーセの十戒を守らなければなりません。

また、「モルモン経」という教義書を用いており、独自の教義として、「純潔の法律」を守る、「知恵の言葉」を守る「什分の一の律法」に従う「断食の律法」を守るなど厳しい戒律があります。

モルモン教で禁止されているもの

モルモン教で体は神から授かった貴重な賜物という考えです。その体を健康で強く保つために神は律法を授けました。この律法を「知恵の言葉」といいます。「知恵の言葉」はジョセフ・スミスが神から与えられた啓示とされていますが、最初は皆厳格には守っていませんでした。

しかしユタ州に移住した後、ジョセフの後継者、ヤングによって「必ず守るべし」とのお達しがあり、今ではモルモン教を代表する規則として知られています。

1:タバコ

ユタ州のモルモン教の聖地|モルモン教で禁止されているもの6つ

知恵の言葉に「たばこ​は人間​の​ため​に​良くない​が、打身 ​と​病気​の​家畜​に​利く​薬草​で​あり、判断​力​と​熟練​を​もって​用もちいる​べき​もの​で​あると」あります。人間の体は神に似せて作られた聖なる器であり、神に禁止されたものを摂ることは、健康に悪いばかりか、神を冒涜するものとの考えられているため、禁止しています。ただし薬草として用いるのはよいとされています。

2:アルコール

ユタ州のモルモン教の聖地|モルモン教で禁止されているもの6つ

知恵の言葉の中に、葡萄酒、または強き飲料を摂るべからず、とあり強き飲料とは、アルコール類を意味します。続いて、「葡萄酒は聖餐を捧げるときのみ用いること。ただし純粋に自家製のぶどうからとったものを用いなければならない」とされています。なお、聖餐を捧げるときのみ用いられた葡萄酒も後に全面的に禁止されました。

3:コーヒー

ユタ州のモルモン教の聖地|モルモン教で禁止されているもの6つ

コーヒーも知恵の言葉の中で禁止されている飲み物です。ただし、「コーヒー」とずばりそのものが書かれているわけではなく「熱​い飲み物​は​体​や​腹​の​ため​に​ならない。」とあり、この熱い飲み物が、今日でいうコーヒーやカフェインを含むお茶を意味しています。

コーヒーや茶以外の飲料ならば、少々熱くともあまり問題はないでしょう。

4:有害かつ習慣性のある薬物

モルモン教では、人は死すべき肉体と不死の霊の2つの要素からできているといわれています。
霊を入れる器(肉体)と霊がひとつになって人を構成しているので、どちらか一方に影響を与えると他方にも影響を及ぼすと考えられ、薬物やタバコなどで体を汚すことにより、もう片方の霊まで、悪い影響があると考えられています。

そもそも有害な薬物を摂ること自体モルモン教徒でなくとも、禁止されていることの方が多いのではないでしょうか。

5:婚前交渉

ユタ州のモルモン教の聖地|モルモン教で禁止されているもの6つ

モルモン教では、生殖は愛の表現であり、夫婦に命を創造することを神が許すもので、性的な関係は結婚した男女の間にのみ存在するとされています。結婚した後は伴侶に対して完全な貞節と誠実を尽くすこと、さらに、慎みのある服装や言動を求めています。そのため、この戒めは純潔の律法と呼ばれています。

6:同性愛

同性愛は、旧約聖書や新約聖書の中でも神の意思に背くこととされていますが、その流れをくむモルモン教でも禁止されています。モルモン教では、神の創造物の中で最も貴重なものは人間であり、人間が社会的動物である以上、人間関係を形成する最も基本的な単位は家族ですから、家族というものを大変重要視しています。

同性愛を許容するということは、家族を養い育てるというモルモン教の説く結婚を軽視することにもなりかねません。

ユタ州の自然を見てみよう

アメリカ 国立公園 絶景・大自然の旅

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口コミ

この本は、アメリカの国立公園の旅のガイド本に間違いなく、筆者が体験した視点も入れた生きた情報を得ることができます。

ユタ州は、大自然に囲まれていて圧倒的な景観を誇る国立公園をいくつも保有しています。そんなアメリカの国立公園それぞれの特徴を丁寧に解説してくれる本です。

写真が充実しているので、ユタ州やユタ州以外の各地の雰囲気がよくわかります。また読んで楽しいコラムもあり、アメリカ旅行の魅力を存分に味合わせてくれる1冊です。

モルモン教徒の著名人

規則が厳しいモルモン教ですが、著名人の中にも信者がいます。その中で斉藤由貴さんはモルモン教徒としてもっとも有名な一人でしょう。ご主人もモルモン教徒で、父親もモルモン教徒であると言われています。

その他、今でも日本で活躍しているケント・ギルバートさんはユタ州出身のモルモン教の宣教師として日本へきました。ケント・デリカットさんも宣教師として日本へやってきましたが、近年はユタ州へ帰られています。

ユタ州の観光地

ユタ州とアリゾナ州の間にレイクパウエルという巨大な人造湖があり、アメリカ西部におけるウォーターアクティビティのメッカにもなっていますが、ここを中心に半径230km内に8つの国立公園と16の国定公園があります。この地域をグランドサークルといい、アメリカ合衆国では大変ポピュラーな観光地です。

息を呑むような大自然に囲まれたソルトレイクシティをグランドサークルの起点にする旅行者も多くいます。

ソルトレイクシティ

ユタ州の州都で、2002年冬季オリンピックが開催され、スピードスケートの清水宏保さんや女子モーグルの里谷多英さんが活躍したことで日本人にも馴染み深い都市となりました。ロッキー山脈一画の麓に位置していて、大自然に囲まれた美しい市です。

ここの見所はなんといってもモルモン教の総本山ソルトレイクテンプルでしょう。6つの尖塔をもった美しい神殿です。信者しか中へは入れませんが、十分見ごたえのある建造物です。

アーチーズ国立公園

ユタ州南部は、カラーカントリーやキャニオンカントリーと呼ばれており、自然にできた岩の芸術作品が、数多く集中しているところです。その中でも一番の見所といっても過言ではないのが、「アーチーズ国立公園」でしょう。

ここは世界で一番たくさんのアーチ(穴の開いた岩)が見られる場所です。中でも世界一のナチュラルアーチ、ランドスケープアーチは圧巻ですし、デリケートアーチは、ユタ州のシンボル的存在になっています。

ザイオン国立公園

ユタ州の南部、壮大な岩の芸術の宝庫であるこの地域においてスケールで他を圧倒しているのが、ザイオン国立公園です。地層が織り成すカラフルな絶壁や、息を呑むような巨岩群、そして河川が作り出した渓谷の国立公園は、年間250万人もの入園者があるという、人気スポットです。

また、初心者から上級者まで楽しめるトレイルも人気で、両岸に聳え立つ巨大な岩山を見上げながら川の中を歩くコースもあります。

ブライスキャニオン国立公園

ザイオン国立公園から比較的近いブライスキャニオン国立公園ですが、ザイオンとはまた趣の違った奇岩群が訪れる人を圧倒します。数千年の時を経て雨や川の浸食でできあがった「フードゥー(尖塔群)」と呼ばれる奇岩は、光によって刻々とその色を変えます。

中でも一番の見所がサンライズポイントから眺める朝日を浴びた、フードゥーです。太陽の角度によって、白からオレンジ、そして燃えるような赤に染まっていきます。

モニュメントバレー

ユタ州とアリゾナ州の州境にあるモニュメントバレーは、アメリカの原風景ともいわれています。赤土の荒涼とした大地にさまざまな形のビュート(孤立丘)やメサ(平たい岩山)が数多くあり、アメリカの先住民ナバホ族の居留地でもあります。

西部開拓以前から変わらない風景は、20世紀以降多くの西部劇などの映画の舞台となりましたが、実際に訪れると写真や画面を通して見る何倍もインパクトのある風景が広がっています。

ユタ州への旅行の前にモルモン教について知ろう

ユタ州で都市を作り上げたのはモルモン教の人々です。迫害から逃れるために辿り着いたこの地は、彼らが到達する以前に探険家たちによって「人間がすむに適さぬ」土地と言われていました。実際土地は固く食糧になる食物はほとんどなかったからです。

そんなユタ州で結束を固め、飲酒,喫煙を禁じるなど質素で堅実な生活習慣を重んじることで大いに繁栄したことは、モルモン教徒たちの揺るぎない誇りとなっていると考えられます。

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