Logo
menu
うなづくとうなずくの違い/漢字表記2つの意味と例文2つ
更新日:2020年08月28日

うなづくとうなずくでは、どちらが正しい使い方なのかご存知でしょうか。また、うなづくとうなずくを漢字で表した場合「頷く」と「肯く」がありますが、2つの漢字の意味をご存知でしょうか。うなづくとうなずくの違いを覚えて、正しくうなづくとうなずくを使いわけましょう。

うなづくとうなずくの違い/漢字表記2つの意味と例文2つ

うなづくとうなずくの違い

「うなづく」は旧仮名遣いで、「うなずく」は現代仮名遣いです。「づ」と「ず」の書き方の違いはありますが、どちらで書いても正しい書き方です。

近年ではパソコンやスマートフォンなどで、文字を打つと自動変換機能がついていて、いくつか項目が選べるようになっていますが、どちらが正しいのか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで、今回はうなづくとうなずくの違いや使い方についてご紹介します。

うなづくは旧仮名遣い

「うなづく」は旧仮名遣い、または歴史的仮名遣いで用いられた書き方です。昔の日本語の仮名遣いは、現代よりも複雑だったことから昭和21年に内閣訓令と内閣告示によって、現代国語の口語文に近くなるように奨励されました。

その後、昭和61年の内閣訓令と内閣告示により昭和21年に奨励された現代かなづかいが廃止され、新たに現代仮名遣いの実地によって、より日本語の仮名遣いが明確化されるようになりました。

うなずくは現代仮名遣い

「うなずく」は昭和61年に内閣告示された現代仮名遣いです。現代の日本語では、「うなづく」と書かずに「うなずく」と書くように奨励されていますが、どちらの書き方も正しく間違えはありません。

一般的にはうなずく

現代仮名遣いである「うなずく」が一般的に認知されています。これまで複雑であった日本語を、より明確でかんたんに統一していくことが現代仮名遣いの目的ですので、一般的に奨励されているのは「うなずく」という書き方です。
関連
うなづくとうなずくの違い/漢字表記2つの意味と例文2つ
一般的なタロット占い|12のスプレッド法・初心者向け占い2例 - 運気に関する情報ならCutee

うなずくの語源/漢字表記2つの意味と例文

普段何気なくつかっているすべての言葉には、語源や由来があります。「うなづくとうなずく」という言葉の意味は、承諾や同意する気持ちを相手に示して首を縦に振ること、合点することをあらわしていますが、言葉の語源はどこからきているのでしょうか。

うなづくとうなずくの語源から、漢字であらわされる意味についてご紹介します。

うなずくの語源

うなづくとうなずくの語源は、項(うなじ)を前に突くという意味から「項突く(うなつく)」とあらわされたのが語源です。うなじの「うな」という言葉には諸説ありますが、「うなだれる」や「うながす」などの意味があります。

うなずくの漢字表記2つの意味

うなづくとうなずくは、漢字表記で「頷く」と「肯く」と書きます。「頷」という漢字は、口の中に入れる意味をもつ「含」と、頭の意味をもつ「頁(かしら)」という2つの字から組み合わされた漢字です。

もう一方の「肯」という漢字は、ふみとどまる意味をもつ「止」と、地球の衛星や時間の単位をあらわす「月」という2つの字から組み合わせれた感じです。

まったく違う漢字が組み合わさった「頷」と「肯」の意味をご紹介します。

漢字1:頷く

「頷く」は、あごを上下に動かして承諾の気持ちを動作で示しています。

「頷」という漢字は、あごや下あごという意味をもっていることと、項を突くという「項突く」の語源から、あごを上下に振る動作と、項をうなだれる動作から「頷く」という漢字が用いられていることがわかります。

このことから、「頷く」とは首を上下に振った動作のことを意味しています。

漢字2:肯く

「肯く」は、心の底から納得して承諾している気持ちを示しています。「肯」という漢字は、骨の象形と切った肉の象形文字から成り立つ字で、骨についている肉や肯綮、承知する意味をもちます。

「肯定」でも使用される「肯」という漢字には、物事を聞き入れたり、肯定する、承諾するといった意味をもつため、「頷く」よりも「肯く」と書いたほうが、考えて承諾している意味をあらわせるため、小説などでもみかけることが多いです。

うなづくとうなずくの例文2つ

頷くと肯く(うなづくとうなずく)の漢字の意味を例文で確かめましょう。うなづくとうなずくのような平仮名では使い分けて書いても言葉の意味はわかいづらいですが、漢字を使い分けることで、ニュアンスにあった使い分けができるようになりますので、例文をご紹介します。

例文1:うんうんと頷く

首を上下に振って相槌を打つ動作をしていることがわかります。うなづくとうなずくといった平仮名よりも、頷くと肯くといった漢字で使い分けると、動作や感情が読み取れるようになります。

「うんうん」という言葉は擬音語ですが、首を上下に振っている動作や合図であり、相手の話を聞いていることを相手に動作で見せたコミュニケーションの一環だと捉えることができます。

例文2:肯いて答える

よく考えて納得した上で答えていることがわかります。頷くという漢字よりも、深く考えているからこそ首が上下に振られることが読み取れます。

うなづくとうなずくを使う時は、漢字表記で書くと、より相手に気持ちが伝わることができるでしょう。

もっと現代仮名遣いを知りたいあなたに本

かなり役立つ日本語ドリル

¥ 918
口コミ
この本で問題を解きながら、今まで誤って認識していたことが沢山!目から鱗でした。
うなづくとうなずくだけではなく、正しい仮名遣いを知りたい方に1冊をご紹介します。

例えば、「炎」という漢字の正しい仮名遣いが「ほのう」と「ほのお」のどちらが正しいかご存知でしょうか。この本は、正しい日本語を知ることができて、なぜ誤りなのかを教えてくれる1冊です。

正しい日本語の仮名遣いをもっと知りたい方には、1度読んでみてはいかがでしょうか。

うなづくとうなずくの英語表現2つ

うなづくとうなずくを英語で表現すると「nod」と「agree」になります。うなづくとうなずくを漢字表記しただけでも、言葉のニュアンスの伝わり方がかわることがわかりましたが、英語表現した場合はどうでしょう。

ここからは、うなづくとうなずくを英語表現した場合の使い方と意味をご紹介します。

表現1:nod

「nod」の意味は、承諾や命令などに意思を示してうなずいていることをあらわしています。他にも、こっくりする、うとうとする、居眠りする、油断をする、前後に揺らぐ、なびくなどの意味をもっています。

日本語の表現である、うなづくとうなずく(頷くと肯く)ですと、相槌をうつという意味も「nod」は含んでいるため、頷くに近いニュアンスをもっています。

例文:nod along(話に合わせてうんうんと相槌をうつ)
関連
うなづくとうなずくの違い/漢字表記2つの意味と例文2つ
おねむの意味と使い方・例文6選|語源/類語/おねむ男子 - 言葉の意味・使い方ならCutee

表現2:agree

「agree」の意味は、話し合いをして同意することをあらわしています。他にも、賛成する、応ずる、同意する、意見が一致する、合致するなどの意味をもっています。

日本語の表現である、うなづくとうなずく(頷くと肯く)ですと、肯くに近いニュアンスをもっています。

例文:agree all the way(全面的に同意する)

「ず」と「づ」を正しく使おう

うなづくとうなずく以外にも、「づ」と「ず」を使う言葉はたくさんあります。正しく覚えて日本語マスターになりましょう。漢字では正しく覚えていて使えているのに、平仮名だと迷ってしまう言葉がある人も少なくないでしょう。

そこで、うなづくとうなずく以外で「づ」と「ず」が使われている言葉を2つご紹介します。どちらが正しい仮名遣いなのか、なぜ間違った使い方なのかをご紹介します。正しい仮名遣いを覚えて今後に役立てましょう。
関連
うなづくとうなずくの違い/漢字表記2つの意味と例文2つ
ビジネスで使える労いの言葉5つ|シーン別正しい使い方 - キャリアに関する情報ならCutee

「いずれか」と「いづれか」はどちらが正しいのか

「いずれか」が正しい使われ方です。「いづれか」は、旧仮名遣いであり「いずれか」が現代仮名遣いになります。うなづくとうなずくの使い方と同じで「いづれか」は完全に間違っている使い方ではありませんが、現代では「いづれか」で統一されています。

「いずれか」は、漢字であらわすと「何れか」と「孰れか」になり、2つ以上の時間や場所から1つを選択する時に使う言葉です。

「づらい」と「ずらい」はどちらが正しいのか

「づらい」が正しい使われ方です。例えば「言いづらい」という言葉は、言うことが辛い(つらい)という意味ですから、「言いづらい」という書き方が正解となります。

他にも、「聞きとりづらい」「見えづらい」「わかりづらい」など「づらい」がつく言葉がありますが、どの言葉を使う場合も「〇〇することが、辛い」と覚えておくと、今後間違えることが少なくなることでしょう。
関連
うなづくとうなずくの違い/漢字表記2つの意味と例文2つ
「いずれか」と「いづれか」はどちらが正しいのか・違い-ビジネスマナーを身につけるならuranaru
関連
うなづくとうなずくの違い/漢字表記2つの意味と例文2つ
「づらい」と「ずらい」はどちらが正しいのか・違いと使い分け-ビジネスマナーを身につけるならuranaru
初回公開日:2018年11月02日

記載されている内容は2018年11月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

RELATED