「いづれか」と「いずれか」の意味と違い・正しい表現はどっち?

初回公開日:2018年11月08日

更新日:2020年06月26日

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「いづれか」と「いずれか」、どちらの表現が正しのかご存知でしょうか。この記事では、「いづれか」と「いずれか」のどちらが正しいのか、意味や違い、また例文もご紹介しています。メールなどを使うビジネスパーソンにとって必須のスキルですので、ぜひ最後までご覧ください。

「いづれか」と「いずれか」の意味と違い・正しい表現はどっち?

「いずれか」と「いづれか」はどちらが正しいのか

「いづれか」と「いずれか」の意味と違い・正しい表現はどっち?
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「いずれか」と「いづれか」のどちらが正しいのか、ご存知ですか。口頭で述べる場合には発音は同じなので気にする必要はありませんが、メールや書面など文字に起こす場合には「ず」と「づ」のどちらを用いればいいのか、迷う場合もあるでしょう。

結論を先に述べると、「ず」を用いた「いずれか」を用いるようにしてください。

では、以下で「いずれか」と「いづれか」の違いについて詳しくご説明します。

「いづれか」は歴史的仮名遣い

歴史的仮名遣いとは、昔は使われていた仮名遣いだけど、現代では使われていない仮名遣いのことです。「いづれか」はこの歴史的仮名遣いに当たります。

つまり、「づ」を用いた「いづれか」は昔は使われていたけど現代においては使われてない仮名遣いということなので、「ず」を用いた「いずれか」が現代的仮名遣いになります。

したがって、メールや文書に記載する場合には現代的仮名遣いである「いずれか」を使いましょう。

「いずれか」は現代語

先述したように、「づ」を用いた「いづれか」は歴史的仮名遣い、「ず」を用いた「いずれか」が現代的仮名遣いです。

この他にも、歴史的仮名遣い「はぢ」は現代的仮名遣いにすると「はじ」、「わづか」は「わずか」になるなど、今と昔では言葉の表記が少し違います。

「いずれか」を使うほうが一般的

歴史的仮名遣いは、昔使われていた言葉の表記ですので、「それを使うのは間違いだ」とまでは言い切れません。ですが、やはり昔は使われていて今はあまり使われてない仮名遣いなので、現代的仮名遣いの「いずれか」を用いるのが一般的です。

「いずれか」の意味と使い方

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では次に、「いずれか」の意味と使い方について詳しくご説明します。

特にビジネスパーソンにとっては、メールや書面などにおいて「いずれか」を文章で用いる機会が多くありますので、この機会にしっかりと理解を深めてください。正しい表記だけでなく、意味や使い方もマスターしましょう。

「いずれか」の意味

「いずれか」とは、複数あるものの中から何かを選ぶ際に使われる言葉で、「どっち」「どちら」「どれ」と同様の意味になります。たとえば「いずれかの方法をお選びください」だと、「この中からどれかひとつの方法を選んでください」ということです。

「いずれか」は選択肢の中のもの全てを選ぶことはできませんのでご注意ください。もし、選択肢を全て選びたい場合は「いずれも」のような表現になります。

「いずれか」を使った例文4つ

「いずれか」を使った例文をご紹介します。

いずれか」の使い方のポイントは、「この中からひとつ選んでね」ということを述べたい場合に用いましょう。

ただし前述したように、「いずれか」の表現は全ての選択肢を選ぶことはできません。あくまで、複数ある選択肢の中から1つ(選択肢が3つあるような場合は2つ)選ぶ場合に「いずれか」を用います。

「いずれかひとつ」

「いずれかひとつ」を使った例文は以下のとおりです。

「おまけの玩具は以下に記載してある一覧の中からいずれかひとつお選びくださいませ」

「セットをご注文のお客様、お飲み物はホットコーヒー、アイスコーヒー、紅茶、ミルクティ、レモンティのいずれかひとつになります。」

「只今1,000円以上お買い上げのお客様に粗品をプレゼントしておりますので、赤の箱と青の箱、いずれかひとつお選びいただけますでしょうか」

「いずれか一方」

「いずれか一方」を使った例文は以下のとおりです。

「今日の業務は、事務処理をするかお客様への電話連絡か、いずれか一方を選ばなくてはならない」

「渋滞しやすい直線道路と、少し距離はあるけど迂回する道のいずれか一方を選んでもらえますか」

「A社とB社のいずれか一方が、この発注を受けてくれるだろう」

「いずれかの方法」

「いずれかの方法」を使った例文は以下のとおりです。

「高速道路か下道、いずれかの方法でそちらに行く予定です。下道を使った場合、多少時間がかかることをご了承ください」

「お使いのパソコンがフリーズしてしまった場合、以下で挙げるいずれかの方法で強制終了をしてください」

「野菜をレンジで温めるか、お鍋で煮るか、いずれかの方法で野菜に火を通してください」

「いずれかの日程」

「いずれかの日程」を使った例文は以下のとおりです。

「今月10日、15日、16日のいずれかの日程で調整いたしますので、決まり次第ご連絡させていただきます」

「訪問日時は別紙記載の一覧をご覧いただき、いずれかの日程をお選びください」

「インターネットからディナーの予約をする際は、下記一覧のいずれかの日程からお選びいただき、次ページの入力画面でご入力ください」

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「いずれか」の英語表現

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「いずれか」は「どちらか」と同意ですので、「どちらか」を意味する「either」を使って表現することができます。「either」の一語だけでは「どちらか」の意味になりませんので、「or」も一緒に使って表しましょう。「either A or B」の表現で「AかBのどちらか」になります。

したがって、「いずれか」の英語表現は「either A or B」と表しましょう。

「いずれか」と「いずれ」の違い

「いずれか」と「いずれ」の違いをご存知でしょうか。文字的には「か」が最後についているかどうかの違いしかありませんが、実は意味がちょっと違います。

結論を先に言うと、「いずれか」は複数の中から何かを選ぶ必要がありますが、「いずれ」は必ずしも何かを選択しなくてはならないということではありません。

「いずれ」の意味

「いずれ」は「どれ、どこ、いつか」という意味になり、はっきりとは定めずに物事を表す際に用いられる代名詞です。

「洋食と和食、いずれになさいますか」のような文章だと、複数ある中から選択する場合に使われますが、「いずれ出かけます」のような時間的な表現では選択を迫るような意味にはなりません。

「いずれか」は必ず何かを選択する場合に使われ、「いずれ」は必ずしも選択する場合とは限らないと覚えておきましょう。

正しい日本語を心がけよう

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正しい日本語が使える人は、周囲からの印象も良くなります。特に、ビジネスパーソンにとっては言葉遣い、言葉の表現は必須のスキルです。

ビジネスパーソンに限った話ではありませんが、正しい日本語が使えるよう普段から心がけることが大切です。

間違いやすい「づ」と「ず」

手紙やメールなどで文字を起こす際に、「づ」と「ず」のどちらの表記が正しいのか迷ったことはありませんか。たとえば「居づらい」と「居ずらい」、「うなずく」と「うなづく」ではどちらが正しい表記なのか、すぐに答えられるでしょうか。

この間違いやすい「づ」と「ず」について、以下の記事で詳しくご説明していますので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

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