蓮の花言葉15コ|蓮の特徴や種類・蓮のみれる公園とは
更新日:2020年08月28日
沼や池などで可憐な花を咲かせる「蓮」は、仏教などの宗教と関係が深い植物です。それだけに、宗教的な教えからきている花言葉もあり、それらには含蓄があります。知ればなるほど、納得、思わず人に教えたくなってしまいます。会話のネタとしても知っておくと重宝します。

蓮とは
「蓮(はす)」はスイレン科、水生の多年草です。 長い茎を持つ丸い葉を池に浮かばせ、夏になると、水上に花茎をスクッと伸ばして大きな花を咲かせているのを、見たことがあるでしょう。
淡いピンク、濃いピンク、白など、水上に咲く色とりどりの花は、昔から、観賞用としてがありますが、根の部分は食用としても重宝されてきました。蓮の根とは、私たちが日常的に食べている蓮根(れんこん)のことです。
淡いピンク、濃いピンク、白など、水上に咲く色とりどりの花は、昔から、観賞用としてがありますが、根の部分は食用としても重宝されてきました。蓮の根とは、私たちが日常的に食べている蓮根(れんこん)のことです。
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蓮の花の特徴
開花時期は7月から9月、7月中旬から8月中旬の夏の盛りに見頃を迎える蓮の花は、沼地の泥の中で可憐な姿を見せ、昔から人々の目を楽しませてきました。
ピンクや白の大輪の花は短命です。開き始めてから3、4日もすると、花びらは散ってしまいます。蓮の花を「蓮華」と呼ぶこともありますが、これは中華料理などで使用される陶製のスプーン「レンゲ」と同じです。「レンゲ」は、散った一枚の蓮の花びらに見立てられています。
ピンクや白の大輪の花は短命です。開き始めてから3、4日もすると、花びらは散ってしまいます。蓮の花を「蓮華」と呼ぶこともありますが、これは中華料理などで使用される陶製のスプーン「レンゲ」と同じです。「レンゲ」は、散った一枚の蓮の花びらに見立てられています。
蓮の花の名前の由来
蓮の花が散ると、あとには花びらを支えていた、緑色の「花托」と呼ばれる残ります。花托には実が詰まった小さな穴がたくさん開いていて、蜂の巣のように見えることから、蓮はもともと「はちす(蜂巣)」と呼ばれていました。それがだんだんと略されるようになって、「はす」になったと言われています。
ちなみに、花托に詰まった蓮の実は、蓮根同様、食べることができます。
ちなみに、花托に詰まった蓮の実は、蓮根同様、食べることができます。
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蓮の花言葉
蓮の花にはいろいろな花言葉があります。中には、仏教など宗教に関係する花言葉も少なくありません。蓮の原産地はインドです。インドといえばお釈迦様、仏教の発祥地ですから、蓮の花に仏教がらみの花言葉が付けられていても、何ら不思議はありません。
蓮が持つ花言葉には、ひとつひとつ深い意味があります。それを知れば、また違った蓮の花の見方ができるのではないでしょうか。
蓮が持つ花言葉には、ひとつひとつ深い意味があります。それを知れば、また違った蓮の花の見方ができるのではないでしょうか。
一般的な蓮の花言葉
花言葉といえば、花の習性や花姿が由来になっていることも少なくありません。もちろん、蓮の場合も、花姿などから付けられた花言葉もありますが、故事や仏教からきている花言葉も存在しています。「雄弁」「清らかな心」がそれに当たります。
花言葉1:雄弁
蓮は英語で「lotus(ロータス)」と言いますが、古代エジプトの壁画などには唐草模様ならぬ「ロータス模様」が描かれていて、蓮は神聖な植物でした(ただし、エジプトでのロータスは蓮ではなく睡蓮との説もあります)。
古代エジプトの王様オシリスに捧げられたのも、蓮の花でした。オシリスは力強く、非常に説得力がある語りをすることで知られていました。蓮に「雄弁」という花言葉が付けられたのは、このことに由来します。
古代エジプトの王様オシリスに捧げられたのも、蓮の花でした。オシリスは力強く、非常に説得力がある語りをすることで知られていました。蓮に「雄弁」という花言葉が付けられたのは、このことに由来します。
花言葉2:清らかな心
蓮は、澄んだ美しい水の中では小さな花しか付けず、水が泥で濁れば濁るほど、大きな花を咲かせます。花言葉「清らかな心」は、泥水の中で気高く清らかに咲く蓮の花をイメージして付けられました。
泥水は、俗世間の困難や苦境にたとえられます。仏教では、こうした逆境を乗り越えてこそ悟りが開けるとされています。つまり、蓮の花のように泥水の中でも自分を見失わなければ、悟りは開けるというメッセージも込められています。
泥水は、俗世間の困難や苦境にたとえられます。仏教では、こうした逆境を乗り越えてこそ悟りが開けるとされています。つまり、蓮の花のように泥水の中でも自分を見失わなければ、悟りは開けるというメッセージも込められています。
色別
蓮の花には色別に花言葉が付けられています。白やピンクなど、実際にある花色に花言葉が付けられているのはもちろんですが、実在しない花色にも花言葉があることをご存知でしょうか。
古くから蓮は、神聖な存在として、宗教や国の象徴にされてきました。それだけに、実在しない花の色にも意味が込められたりしています。どんな色に、どんな花言葉が付けられているのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
古くから蓮は、神聖な存在として、宗教や国の象徴にされてきました。それだけに、実在しない花の色にも意味が込められたりしています。どんな色に、どんな花言葉が付けられているのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
青の花言葉:賢明、知恵、知性
蓮とよく似た睡蓮には青い花がありますが、蓮には青い花は存在しません。しかし、仏教の経典には、青色の蓮は「青蓮華(しょうれんげ)」と言って、仏の半眼を象徴するものとして登場します。
釈迦の弟子のひとりに、この「青蓮華」のたとえられた人がいます。阿難(あなん)尊者がその人で、非常に賢く、知恵があり、たくさんの功績を残しました。「賢明、知恵、知性」という蓮の花言葉、この人に由来していると考えられます。
釈迦の弟子のひとりに、この「青蓮華」のたとえられた人がいます。阿難(あなん)尊者がその人で、非常に賢く、知恵があり、たくさんの功績を残しました。「賢明、知恵、知性」という蓮の花言葉、この人に由来していると考えられます。
白の花言葉:清らかな心、良心
白色の蓮の花は実在しています。泥水のほうが大輪の花を咲かせるという性質から、蓮には「清らかな心」の花言葉が付けられていることは、前に説明したとおりですが、白い色は「清らか」をより象徴しています。白い蓮の花に「清らかな心」という花言葉が付いているのも、納得できる話です。
白い蓮の花には、他に、「良心」「純粋」「潔白」もなどの花言葉も付いています。いずれの、白い色が持つイメージからきているのでしょう。
白い蓮の花には、他に、「良心」「純粋」「潔白」もなどの花言葉も付いています。いずれの、白い色が持つイメージからきているのでしょう。
紫色の花言葉:神秘的な
紫色の花もまた、睡蓮には存在していますが、蓮にはありません。仏教では、頻度は少ないものの、法師が飼っていた賢いオウムの舌から咲いたとされる「紫蓮華」として登場します。
実在しない色の花ですから、紫蓮華は想像上のもので、それだけに、高貴で特別で、神秘的なものの象徴として扱われています。紫色の蓮に「神秘的な」という花言葉が付いたのは、このような背景からです。
実在しない色の花ですから、紫蓮華は想像上のもので、それだけに、高貴で特別で、神秘的なものの象徴として扱われています。紫色の蓮に「神秘的な」という花言葉が付いたのは、このような背景からです。
ピンクの花言葉:信頼
淡い色から濃い色まで、ピンクは蓮の花の中ではもっともポピュラーな花色で、存在そのものに癒やされます。ふわっと包み込んでくれるような母性さえ感じます。
ピンクの蓮の花に「信頼」という花言葉が付けられているのは、そうした理由からでしょう。誰しも、母親には全幅の信頼をおくはずです。
ピンクの蓮の花に「信頼」という花言葉が付けられているのは、そうした理由からでしょう。誰しも、母親には全幅の信頼をおくはずです。
赤の花言葉:愛情、思いやり
赤というより、紅色といった方が適切で、実際、紅色の蓮の花のことは「紅蓮(ぐれん)」あるいは「紅蓮華(ぐれんげ)」と言います。
ヒンズー教では女神ラクシュミーと、その夫ヴィシュヌ神の花とされています。ラクシュミーとヴィシュヌの二神は愛と思いやりに満ちた夫婦だったことから、赤い蓮の花(紅蓮)には「愛情」「思いやり」の花言葉が付いたとされています。
ヒンズー教では女神ラクシュミーと、その夫ヴィシュヌ神の花とされています。ラクシュミーとヴィシュヌの二神は愛と思いやりに満ちた夫婦だったことから、赤い蓮の花(紅蓮)には「愛情」「思いやり」の花言葉が付いたとされています。
黒の花言葉:蠱惑的
実在しない黒い蓮の花に「蠱惑(こわく)的」の花言葉が付けられたのは、古代ギリシアの詩人ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」に由来します。
オデッセイアの中に「ロートスの実(蓮の実)」が登場します。とてもおいしく、すべての苦痛を忘れられるため、ひとたび食べたら、その実を食べること以外は考えられなくなります。この逸話から、黒い蓮には蠱惑的なイメージがつき、花言葉にもなってしまったのでしょう。
オデッセイアの中に「ロートスの実(蓮の実)」が登場します。とてもおいしく、すべての苦痛を忘れられるため、ひとたび食べたら、その実を食べること以外は考えられなくなります。この逸話から、黒い蓮には蠱惑的なイメージがつき、花言葉にもなってしまったのでしょう。
国や宗教別
前にも説明したように、高貴なイメージや神秘的なイメージがあるため、国花として取り入れられていたり、宗教によっては神や仏の象徴として扱われていたりします。
蓮は、それだけ特別な存在ということです。国や宗教では、具体的には、どのようにとらえられているのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
蓮は、それだけ特別な存在ということです。国や宗教では、具体的には、どのようにとらえられているのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
古代エジプト:「再生」
古代エジプトでは蓮には「再生」の花言葉が付いていましたが、豊穣の神オリシスと女神イシスの愛の物語がゆえんです。
二人は夫婦でしたが、オリシスは殺され、嘆き悲しんだイシスは自らがもつ強い魔力で蘇らせます。復活したオリシスは冥界の王となりますが、その彼が座っている席の台座には、ハス花が咲いていました。古代エジプトで、蓮の花に「再生」という花言葉が付けられたのは、この逸話からきています。
二人は夫婦でしたが、オリシスは殺され、嘆き悲しんだイシスは自らがもつ強い魔力で蘇らせます。復活したオリシスは冥界の王となりますが、その彼が座っている席の台座には、ハス花が咲いていました。古代エジプトで、蓮の花に「再生」という花言葉が付けられたのは、この逸話からきています。
仏教での花言葉
仏教において、蓮はとても大切な存在です。泥水の中で清らかな花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲などの象徴とされているため、仏教の世界では、蓮の花はいろいろなところに取り入れられています。例えば、如来像の台座は、蓮の花(蓮華)をかたどったもので「蓮華座」と呼ばれます。
このように仏教では、蓮の花は特別な存在ですから、仏教における蓮の花言葉も存在します。具体的に挙げていくことにしましょう。
このように仏教では、蓮の花は特別な存在ですから、仏教における蓮の花言葉も存在します。具体的に挙げていくことにしましょう。
花言葉1:純粋
「純粋」の花言葉は、仏教の経典からきています。インド発祥の仏教が中国を経て日本に伝わったのは、平安時代中期(10世紀)のことです。
このとき日本に入ってきた、もっとも重要な経典に『妙法蓮華経(法華経)』というものがあります。もともとはサンスクリット語で、直訳すると、「白い蓮のように純粋でけがれのない教義」という意味です。「蓮華(蓮の花)=純粋」ということで、蓮の花の花言葉は「純粋」になりました。
このとき日本に入ってきた、もっとも重要な経典に『妙法蓮華経(法華経)』というものがあります。もともとはサンスクリット語で、直訳すると、「白い蓮のように純粋でけがれのない教義」という意味です。「蓮華(蓮の花)=純粋」ということで、蓮の花の花言葉は「純粋」になりました。
花言葉2:精神的な目覚め
もう何度も触れましたが、蓮の花は、泥の中から茎をスクッと伸ばし、泥に染まらず、清らかで大きく美しい花を咲かせます。仏教では、泥水を現生の煩悩や苦しみの世界にたとえ、蓮のは花を悟りの世界を象徴するものとしてとらえています。花言葉もそれにちなみます。
「悟り=精神的な目覚め」あるいは、「悟り=達観」です。そんなわけで、仏教においては、蓮には、「精神的な目覚め」「達観」という花言葉が付けられています。
「悟り=精神的な目覚め」あるいは、「悟り=達観」です。そんなわけで、仏教においては、蓮には、「精神的な目覚め」「達観」という花言葉が付けられています。
花言葉3:救ってください
「救ってください」は、仏教的な思想から生まれた花言葉です。仏教は、苦しみがあるから、人は悟ることができると説きます。苦しみ、痛みなどを知り、それらをみな受け止めることで、慈悲や慈愛が生まれて豊かな人間になり、その豊かさが未来を明るく照らし出すといいます。
泥水の中に咲く、美しい蓮の花のごとしです。「蓮のようになりましょう」という意味を込め、蓮の花に「救ってください」という花言葉が付けられました。
泥水の中に咲く、美しい蓮の花のごとしです。「蓮のようになりましょう」という意味を込め、蓮の花に「救ってください」という花言葉が付けられました。
ヒンズー教
インド古来の民族的な宗教であるヒンズー教が、たくさんのシンボルを持つことで知られていますが、蓮の花もシンボルのひとつでヒンズー教においては、特別な存在です。
蓮がインド原産の植物であることを考えると、当然のことでしょう。では、ヒンズー教では、蓮はどのようにとらえられているのでしょうか。ヒンズー教における花言葉を見れば、わかります。
蓮がインド原産の植物であることを考えると、当然のことでしょう。では、ヒンズー教では、蓮はどのようにとらえられているのでしょうか。ヒンズー教における花言葉を見れば、わかります。
繁栄、幸運
インドのビーナスとも言われる、美と富の女神・ラクシュミーは、蓮の花の上にいて、両手にも赤い蓮の花を持っています。インドでは、このラクシュミーを盛大にまつる祭があり、幸運と富と家族円満を願います。ヒンズー教における蓮が「幸運」のシンボルだということがわかります。
また、インドの性典では、蓮は女陰の象徴です。女陰は次世代を生み出す場所、つまり、「繁栄」をあらわします。
また、インドの性典では、蓮は女陰の象徴です。女陰は次世代を生み出す場所、つまり、「繁栄」をあらわします。
創造
ヒンズー教には、創造神ブラフマーが存在します。この神は、ヒンズー教においては至高神とされるヴィシュヌから生まれたとされています。ヴィシュヌのへそから蓮が生え、その花の中から創造神ブラフマーがあらわれ、そして、ブラフマーが宇宙を創造します。
ヒンズー教において、蓮に「創造」の花言葉が付けられているのは、このような神話があるからです。
ヒンズー教において、蓮に「創造」の花言葉が付けられているのは、このような神話があるからです。
蓮のことをもっと知りたい人にです
口コミ図鑑の枠を超え、育て方や食べ方、蓮の鑑賞できる場所まで紹介されています。 蓮の世界を堪能できる書籍です。
真言宗の僧侶として、蓮の研究者として、精神世界と科学世界のふたつの世界に住む筆者がまとめた一冊です。蓮の育て方、食べ方、さらには、蓮を用いた瞑想法まで、蓮のことなら、なんでもわかります。
蓮とスイレンの違い
蓮とよく似た植物に「スイレン(睡蓮)」があります。泥の沼地などで美しい花を咲かせることから、両者は混同されやすいのですが、よく見ると、違う植物だとわかります。
蓮とスイレン、いちばんの違いは葉にあります。どちらも丸い葉をしていますが、蓮には切り込みがあるものの、スイレンにはありません。また、蓮の葉は撥水加工が施されているかのように、水をコロコロと弾きますが、スイレンにはそのような作用はありません。
蓮とスイレン、いちばんの違いは葉にあります。どちらも丸い葉をしていますが、蓮には切り込みがあるものの、スイレンにはありません。また、蓮の葉は撥水加工が施されているかのように、水をコロコロと弾きますが、スイレンにはそのような作用はありません。
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蓮が見られる場所
沼地などに蓮の花が咲き乱れるさまは、とても美しく、私たちの心を癒してくれます。そんな蓮の花の見所は、日本各地にあります。代表的な場所を紹介しましょう。開花時期に訪れると、その美しさに圧倒されるはずです。
場所1:伊佐沼公園
埼玉県川越市にある「伊佐沼公園」は、名前のとおり「伊佐沼」と呼ばれる沼の西岸に広がる自然公園です。
沼は南北800m東西が200mほどで、それほど広くはありませんが、カルガモ、カイツブリ、ゴイサギ、ウなどが生息しており、さらに、夏になると、沼一面に蓮の花が咲き乱れて、訪れる人の目を楽しませてくれます。毎年7月には、伊佐沼公園を舞台に「小江戸川越花火大会」が開催されます。
沼は南北800m東西が200mほどで、それほど広くはありませんが、カルガモ、カイツブリ、ゴイサギ、ウなどが生息しており、さらに、夏になると、沼一面に蓮の花が咲き乱れて、訪れる人の目を楽しませてくれます。毎年7月には、伊佐沼公園を舞台に「小江戸川越花火大会」が開催されます。
場所2:城沼・古城沼及びつつじが岡パークイン
「城沼・古城沼及びつつじが岡パークイン」は、群馬県館林市にある蓮の名所で、沼にはおよそ30万株の蓮が自生しています。毎年7月中旬から8月中旬までの1か月間「城沼花ハスまつり」が開かれ、見事な蓮の花を愛でることができます。
また、祭の期間には、花蓮遊覧船が運航されます。船の上から眺める蓮はまた違った風情があるとです。近くには宿泊施設もあります。
また、祭の期間には、花蓮遊覧船が運航されます。船の上から眺める蓮はまた違った風情があるとです。近くには宿泊施設もあります。
場所3:古代蓮の里
埼玉県行田市にある「古代蓮の里」は、蓮の花を中心とした公園です。公園の名にもなっている「古代蓮」とは、行田市の天然記念物に指定されている蓮で、1400年~3000年前の原始的な形態を持つ蓮です。
「古代蓮の里」では、古代蓮(行田蓮)を中心に真如蓮、西光寺白蓮、酔妃蓮、毎葉蓮、姫蓮など全部で42種類を鑑賞することができます。沼の中をめぐるように通路が設けられているため、すぐ側で花を見ることが可能です。
「古代蓮の里」では、古代蓮(行田蓮)を中心に真如蓮、西光寺白蓮、酔妃蓮、毎葉蓮、姫蓮など全部で42種類を鑑賞することができます。沼の中をめぐるように通路が設けられているため、すぐ側で花を見ることが可能です。
場所4:薬師池公園
東京都町田市の「薬師池公園」では、毎年、シーズンになると、いっせいに蓮の花が開花して、可憐な姿を見せてくれます。
蓮の花が見頃を迎える時期に合わせて、毎年開催される「観蓮会」も外せません。蓮の葉に注いだお酒「荷葉酒(かようしゅ)」や、茎を通して飲む「荷葉茶(かようちゃ)」が無料で接待されます。これを楽しみに訪れる人も少なくありません。
蓮の花が見頃を迎える時期に合わせて、毎年開催される「観蓮会」も外せません。蓮の葉に注いだお酒「荷葉酒(かようしゅ)」や、茎を通して飲む「荷葉茶(かようちゃ)」が無料で接待されます。これを楽しみに訪れる人も少なくありません。
場所5:つがの里
「つがの里」は、栃木県栃木市にある公園で、東京ドーム5個分の広大な敷地に、ふるさとセンター、ファミリーパーク、ふれあいの森などが集結しており、季節ごとの自然を堪能できます。
春は桜が圧巻ですが、夏の蓮も負けてはいません。毎年、6月になると、1000株3000本の蓮の花が可憐に咲き誇って蓮池を埋め尽くし、初夏を彩ります。シーズン中には「つがの里ハスまつり」という楽しイベントも開催されます。
春は桜が圧巻ですが、夏の蓮も負けてはいません。毎年、6月になると、1000株3000本の蓮の花が可憐に咲き誇って蓮池を埋め尽くし、初夏を彩ります。シーズン中には「つがの里ハスまつり」という楽しイベントも開催されます。
宗教と結びつきが強い蓮
これまでに説明してきたことからもわかるでしょうが、蓮は、仏教やヒンズー教などの宗教との結びつきがとても強い花です。寺院などを訪れる機会があれば、注意して見てみましょう。いろいろなところに蓮の花があしらわれていることに気がつくはずです。知った上で鑑賞すれば、寺院もまた違う見方ができるでしょう。
仏教や仏像に関すること
蓮の花が仏教と密接な関係があることがわかってくると、今度は、仏教自体や仏像などにも興味が湧いてきたりします。仏像の台座が蓮の花をかたどったものだったり、寺院の本堂にも蓮の花の彫刻が施されているなど、いろいろなことが見えてきて、新しい発見を楽しむことができます。
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初回公開日:2018年10月23日
記載されている内容は2018年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。