Search

検索したいワードを入力してください

2019年02月13日

サーミ人について|サーミ人の7つの特徴・先住民族

サーミ人という民族をご存知でしょうか。サーミ人は、ラップランドという国を拠点とする北欧の先住民族であり、トナカイ遊牧民です。現在にも音楽のヨイクや伝統的な民族衣装など北欧グッズも多く作っています。この記事では、サーミ人の気になる特徴をご紹介しています。

サーミ人について|サーミ人の7つの特徴・先住民族

サーミ人について

サーミ人という民族をご存知でしょうか。サーミ人は先住民族の1つでスカンジナビア半島北部にあるラップランドやロシアの北側にあるコラ半島に住んでいます。今回は、サーミ人の民族の種類やサーミ人の民族性など、先住民族の1つとされているサーミ人について迫っていきましょう。

サーミ人のあらまし

サーミ人について|サーミ人の7つの特徴・先住民族

サーミ人は、スカンジナビア半島に位置するラップランドという国に居住している先住民族の1つです。また、ラップランドだけでなくロシア北部のコラ半島やノルウェー、スウェーデン、フィンランド、そしてわずかながらアメリカにも居住をしています。

さらにサーミ人の住むラップランドは他の国が呼ぶ蔑称ですが、サーミ人の人たちは自分たちの国のことをサーミ、またはサーメと呼んでいます。

サーミ人の種類

サーミ人について|サーミ人の7つの特徴・先住民族

サーミ人の住むラップランドは、厳しい寒さと自然が豊かな国です。また、サーミ人といっても住んでいる場所は一箇所ではありません。ここからは、さまざまな居住スタイルをおくるサーミ人の種類についてみていきましょう。

種類1:山岳サーミ人

山岳サーミ人は、トナカイ遊牧を仕事として山岳で生活をおくるサーミ人たちのことです。また、サーミ人と聞いて一番にイメージされるのが、この山岳サーミ人のトナカイ遊牧です。

トナカイ遊牧が主な専業だった山岳サーミ人ですが、チェルノブイリの原発事故後にトナカイが減ったためトナカイ遊牧の職業は減りました。また、山岳サーミ人は、現在はトナカイ遊牧の代わりに副業や他の仕事をして生活しているといわれています。

種類2:海岸サーミ人

サーミ人は山岳地帯に住んでいる民族だというイメージが強いですが、海岸でもサーミ人は生活をしています。また、海岸サーミ人は、漁業を中心として生活をしていましたが、現在では漁業に加えて小売業やサービス業を営んで生活をしているとされています。

種類3:森林サーミ人

ラップランドは自然が豊かな国ですので、山岳や海岸だけでなく森林にもサーミ人は生活をしています。森林サーミ人の特徴は、山岳サーミ人と同じくトナカイ遊牧を行って生活をしていましたが、現在では小売業とサービス業などを行っています。

また、森林サーミ人の遊牧しているトナカイは森林に生えている草を食べているため、山岳サーミ人のような大移動が行わない小規模なトナカイ遊牧が特徴です。

種類4:河川/湖サーミ人

サーミ人が居住するラップランドには、山と海と森林に加えて、河川と湖があります。河川と湖に住むサーミ人も住んでおり、生計の仕方はどちらも漁業が盛んな部族といわれています。また、フィンランドのイナリ湖でも湖サーミ人は居住しており、フィンランドの人たちからはイナリラップと呼ばれています。

サーミ人の特徴

サーミ人について|サーミ人の7つの特徴・先住民族

サーミ人には地域に適した居住スタイルで生活していることがわかりました。また、サーミ人の住居は上記写真のようなテントで暮らす遊牧民としても知られています。

では、サーミ人にはどんな特徴があるのでしょうか。また、サーミ人はどんな言語を話すのか、民族衣装はどんな物があるのかなど、サーミ人の特徴や民族性をもっと知ってみましょう。ここからは、サーミ人の特徴やサーミ人の文化などについてご紹介いたします。

特徴1:言語

サーミ人について|サーミ人の7つの特徴・先住民族

サーミ人が話す母語は、サーミ語を言語として使っています。しかし、サーミ人は、サーミ語だけでなくスウェーデン語・ロシア語・ノルウェー語・フィンランド語と何カ国かも話せる一面もあります。サーミ人は、母語だけでなく、他の国の言語まで話せるのため、バイリンガルな民族とも評されています。

サーミ人が母語以外を話せるのは、スウェーデン・ロシア・ノルウェー・フィンランドの支配下におかれていたためといわれています。

特徴2:民族衣装

先住民族として民族衣装も特徴があります。サーミ人の民族衣装は、上記写真の『コルト』というビビッドな色を使った色彩と模様が特徴の民族衣装を着ています。コルトは、サーミ人の女性たちの手づくりでフェルト地で作られていて、かわいらしいだけでなく防寒性も高いのが特徴です。

また、コルトはサーミ人の地方によってデザインやフェルトの飾り付けが異なるため、帽子だけでどの地方に住んでいるのかがわかるといわれています。

特徴3:宗教

サーミ人の宗教は、16世紀までは、森羅万象に宿っているさまざまな精霊を信じる『精霊信仰』でした。しかし、キリスト教徒の迫害などにより、現在では精霊信仰は失われてしまいました。

また、精霊信仰とともにノアイデという精霊の声がきけるシャーマンがいましたが、ノアイデは19世紀頃まで残っていました。精霊信仰とノアイデはなくなったはものの、精霊の知識や薬草の民間療法などは現代においても伝承されています。

特徴4:主な居住地域

サーミ人は、主な居住地域がラップランドですが、サーミ人は時代とともに他の国にも移住しています。この項目では、ラップランド以外のサーミ人の主な居住地域をご紹介しましょう。また、その国でのサーミ人の扱いについてもみていきます。

国1:ノールウェイ

サーミ人の居住地域として近い国であるノルウェーにもサーミ人は居住しています。ノルウェーにおいてサーミ人は、1つの先住民族としては扱われず、フィンランドの国民として扱われていました。

ノルウェーは、もともとデンマークとの連合国家でしたが、1814年にはキール条約によってノルウェーはスウェーデンの土地として割譲されました。ノルウェーも北欧国家の1つで自然が豊かなためサーミ人も住みやすいのが特徴です。

国2:スウェーデン

サーミ人はスウェーデンにも居住しています。17世紀始めのころにラップランドがスウェーデン=フィンランドの国民としてラップランドを国家として組み込んだため、サーミ人はスウェーデン=フィンランドの国民として認識されていました。

しかし、1809年にはフィンランドは分割され、フィンランド大公国になりました。スウェーデンも自然が豊かでサーミ人にとっては住みよい居住地域ともいえるでしょう。

国3:フィンランド

ムーミンの原作者であるトーベ・ヤンソンが過ごしたとされているフィンランドにも、サーミ人は住んでいます。フィンランドでのサーミ人の扱いは、1751年にフィンランドとデンマークによる国境条約が交わされた後、サーミ人はフィンランド国民として扱われるようになりました。

国境条約が交わされた後もサーミ人は、ラップランドに定住化していることがほとんどですが、他の地域に移民する人たちもこの時代には出てきました。

国4:ロシア

ロシアにもサーミ人はわずかながら居住していることもありました。1809年以降には、ロシアによる戦略でスウェーデンは降伏をした後、フレデリスクハムンの和約でフィンランドがロシア領になったため、サーミ人はロシアの支配下となりました。

また、当時のサーミ人たちはロシア領になったフィンランドのラップランドに住んでいましたが、納税を強いられていたため、課税対象外の土地に移住する人が多くなったといわれています。

国5:アメリカ

アメリカにもサーミ人は少数ですが居住しているといわれています。アメリカの女優であるレネー・ゼルウィガーは、母方の祖父母がサーミ人であることからサーミ人の孫としても有名です。

また、サーミ人の伝統であるヨイクも、その独特な歌唱法から海を超えてアメリカでは新しいの音楽スタイルとして注目されています。特に現代ではヨイクにクラブ系サウンドを取り入れるなど、遠くの国でもサーミ人は活躍しているといえるでしょう。

特徴5:食事

サーミ人の食事は、トナカイの肉を使ったソテーやマッシュポテト、キノコのスープなど、フィンランドやデンマークなどの食事とあまり変わりはありません。また、トナカイとともに生きている民族ですので、週に2~3回はトナカイの肉を食べるという人も多いといわれています。

また、ジビエ料理やマッシュポテトなどの食事だけでなく、ブルーベリーパイやブルーベリージュースなどを作り、家族みんなでお茶会をすることもあります。

特徴6:音楽 ヨイク

サーミ人は音楽も有名で、ヨイクという無伴奏の即興歌をつくりあげます。ヨイクはもともと精霊信仰の時にいたシャーマンが精霊たちの声を聴くために歌っていった歌といわれています。

また、ヨイクには歌詞がなく、メロディーやリズムのみで構成されているため、対象の物によってリズムやメロディーを変えていたとされています。現在でもヨイクは歌われており、フィンランドのフェスティバルなどで披露されるのが定番となりました。

特徴7:身体的な特徴

サーミ人は、身体的な特徴も持っています。サーミ人は、男性が152cmととても小柄なのが特徴で肌は色白、目の色は薄めのグレーで、鼻は幅が狭いのも特徴です。また、髪の毛は白に近い金髪ですが、中にはモンゴロイドのような顔立ちもいるといわれています。また、混血があまりなかったことから男女ともに美しいと評され、美しい北欧の民としても有名です。

サーミ人をもっと知りたい人におすすめのアイテム

サーミ人は現在では北欧の先住民族としてその名が知られていますが、サーミ人のことをもっと知るためのおすすめアイテムをご紹介いたします。『サーミの血』というサーミ人の少女を主人公とした映画作品がおすすめです。

この映画は、サーミ人の少女がサーミ人としての身分を隠し、スウェーデン人として自由に生きることを求めた作品です。迫害されてきたサーミ人たちの悲しさと彼らの自然豊かな生活を知るにはぴったりです。

口コミ

本作は主人公がサーミ人だとバレるか?バレないかというちょっとしたスリルがあり、ハラハラした。

サーミ人以外の先住民族

サーミ人について|サーミ人の7つの特徴・先住民族

サーミ人以外にも各地に先住民族はいるといわれています。また、先住民族はその人口が年々減りつつありますが、現在も変わらず伝統を守りながら生活をしていますので、各地に行けば会える可能性もあるでしょう。ここからは、サーミ人以外の有名な先住民族をご紹介いたします。

民族1:アイヌ人

サーミ人について|サーミ人の7つの特徴・先住民族

アイヌ人は、日本の北海道を居住とする先住民族です。現在は、北海道とロシアの半分にわかれて生活をしていますが、現在は大和民族との通婚が増えたため、生粋のアイヌ人は減少傾向にあるといわれています。

また、北海道には、アイヌ語が由来の地域名が多く残っているため、もともとはアイヌ人たちの土地であったことがわかります。さらにアイヌ人の民族服は伝統的で独特な模様が多く、北海道土産としてもかわいいと人気です。

民族2:アメリカン・インディアン

サーミ人について|サーミ人の7つの特徴・先住民族

アメリカ・インディアンといえば、多くの人がイメージする先住民族の1つではないでしょうか。アメリカ・インディアンは、正式名称がネイティブ・アメリカンと呼ばれ、アメリカの先住民族として現在もニューヨークを中心に居住しています。

また、ネイティブ・アメリカンは細かい部族に分類されており、ネイティブ・アメリカンは総称です。州や国が認めた部族は2013年時点で70種類以上の部族が居住しているといわれています。

民族3:アボリジニー

アボリジニーとは、オーストラリア大陸の周辺であるタスマニア島やニューギニア、ニュージーランドを居住としている先住民族です。

アボリジニーの人たちは色が黒いのが特徴で、歌やダンスが好きな民族として知られており、ドリーミングという神話を信仰しています。また、オーストラリアにある世界遺産のウルル(エアーズロック)もアボリジニーの聖地として知られています。

民族4:マオリ

サーミ人について|サーミ人の7つの特徴・先住民族

マオリ族は、ニュージーランドを居住とするニュージーランドの先住民族です。マオリ族は、東ポリネシアの島々からニュージーランドに移住してきたといわれており、ニュージーランドに初めて住んだことから先住民族として文化を築き始めました。

マオリ族の特徴は、なんといっても美しい模様のタトゥーです。マオリ族にとってタトゥーはタ・モコとよばれる伝統的な物であり、その人の社会的な地位を表す物として重視されています。

いろんな民族について学んでみよう

サーミ人について|サーミ人の7つの特徴・先住民族

いかがでしたでしょうか。今回は、北欧の古き先住民族であるサーミ人の特徴やサーミ人の文化、歴史などをご紹介してきました。サーミ人は現在も伝統を守りながら、民族衣装であるコルトを着用したり、ラップランドではトナカイレースや2月には、伝統工芸が買えるヨクモック(ウィンターマーケット)も行われています。

ぜひ、サーミ人の特徴をもっと知ってラップランドやフィンランドへの観光に足を運んでみてはいかがでしょうか。

人種ごとに見る様々な特徴

今回は、サーミ人をピックアップしてご紹介してきましたが、世界にはさまざまな特徴を持つ人種が多数存在しているといわれています。特にアジア人やイギリス人も調べてみればみるほど、特徴のある人種ですので、学んでみるのもいいでしょう。

また、今回のサーミ人のピックアップに合わせて、おすすめの記事をピックアップしてみましたので、さまざまな人種を学んで海外旅行などに役立ててみてはいかがでしょうか。

Related

アオブダイについて特徴5つ|アオブダイの注意点2つ

アオブダイはコブのようなでっぱった前頭部と鮮やかな青色の体色が特徴的な大型魚です。この記事では、意外と多くの人が知らないアオブダイの生態や、その毒について詳しく解説しています。アオブダイは毒持ちの魚ですので、取り扱いにはよく注意するようにしましょう。
雑学
2019年03月08日
アオブダイについて特徴5つ|アオブダイの注意点2つ

韓国の記念日ブラックデーとは?韓国のおもしろ記念日8選

日本には無い付き合っているパートナーとの時間を大切にしている、面白い記念日が毎月ある国があります。日本から近い場所にある韓国です。韓国には、ブラックデーと呼ばれている変わった記念日があります。日本でもブラックデーを真似して楽しんでいる人たちも現れ始めています。
雑学
2019年02月13日
韓国の記念日ブラックデーとは?韓国のおもしろ記念日8選

しゃくれたあごが魅力|シャクレルプラネットの動物12匹を紹介

皆さんは、「シャクレルプラネット」というしゃくれた動物たちのフィギュアをご存知でしょうか。この記事では、しゃくれた動物が愛らしい「シャクレルプラネット」についてを詳しくご紹介していきます。「シャクレルプラネット」の不思議な世界へ迷い込んでみましょう。
雑学
2019年02月13日
しゃくれたあごが魅力|シャクレルプラネットの動物12匹を紹介

食後横になる時の向き│食後にしてはいけない行動8つ

子供の頃に食後にすぐ横になると、親から叱られた人は少なくないでしょう。これは古くから伝承されてきた日常生活の作法ですが、実はこの作法には医学的な理由が存在していました。食後に横になるのが好きな人は、どうすれば体に悪影響を及ぼさなくなるのか紹介します。
雑学
2019年02月13日
食後横になる時の向き│食後にしてはいけない行動8つ

イカの足の数は10本ではない?|イカの生態や特徴4つ

イカの足の本数を聞かれたら10本と答える人が多いのではないでしょうか?実はそれは間違いです。足の本数や頭の位置など、身近なようでイカについて意外と知らないことばかりです。今回はそんなイカの足や生態、特長についてまとめました。
雑学
2019年02月13日
イカの足の数は10本ではない?|イカの生態や特徴4つ

指ハートでかわいく写るポーズ5選|メリット3点もご紹介

スマホで写真を撮ったりプリクラを撮ったりするとき、どんなポーズをしたらかわいく写ることができるのか知りたい女性は多いのではないでしょうか。今回はかわいいポーズの定番の指ハート手ハートを紹介します。かわいい写真を撮りたい人は、ぜひ読んでみてください
雑学
2019年02月13日
指ハートでかわいく写るポーズ5選|メリット3点もご紹介