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ウーパールーパーの生態・成長過程と成体の特徴7コと飼育方法

初回公開日:2018年10月25日

更新日:2020年08月28日

記載されている内容は2018年10月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ウーパールーパーは姿も可愛く女性にのペットです。ほとんどすべての個体が成体せずに幼体で成長します。ウーパールーパーは幼体のまま成体しないために変態せずエラを持っていて、水槽だけで簡単に飼育できますので初心者にもペットと言えます。

ウーパールーパーの生態・成長過程と成体の特徴7コと飼育方法

ウーパールーパーについて

ウーパールーパーの生態・成長過程と成体の特徴7コと飼育方法
※画像はイメージです
ウーパールーパーはメキシコ原産の両生類でサンショウウオの仲間の、成体は英語名メキシコサラマンダーという水生の生物です。本来の名前はアホロートル(スペイン語)ですが、日本ではその名称は使われず持ち込まれた際に付けられた愛称のウーパールーパーが定着しています。

日本でウーパールーパーと呼ばれるものは、メキシコサラマンダーを水生で飼育しやすいようにした幼生成熟した生物でえらが残っている個体になっています。
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ウーパールーパーの生態

ウーパールーパーとはメキシコに棲むメキシコサラマンダーというサンショウオがルーツになっていて、首都のメキシコシティにあるソチミルコ湖とその周辺に生息しています。

このメキシコサラマンダーは成体せず幼生成熟を行う非常に珍しいサンショウウオで、驚異的な再生能力を持つ生物です。

日本のウーパールーパーはメキシコサラマンダーをもとにした、変異種である白い色の個体を日本国内で繁殖させている種類です。

ウーパールーパーの種類

原産地メキシコの野生種であるメキシコサラマンダーは、水質汚染のため激減し絶滅寸前の希少種となりワシントン条約によって保護され輸出はできません。日本で入手可能なものは保護される前に繁殖させた個体を日本でさらに増やした個体です。

メキシコサラマンダーは突然変異が出やすく、白に黒眼のリューシ、白く目が赤いアルビノ、黄色いゴールデン、斑の入った灰色のマーブル、野生に近い色のブラック他の品種が生まれています。

ウーパールーパーが生態になるまでとその特徴7コ

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ウーパールーパーの元はメキシコサラマンダーというサンショウウオで、トラフサンショウウオと呼ばれる種に属しています。本来成体の生息地であるソチミルコ湖は標高が2240mと高く、そのため最も暑い時期で最高26℃・最低10℃、最も寒い時期で最高21℃・最低5℃と涼しい場所です。

そのため、寒さには比較的強いものの、暑さには弱くなっています。日本で成体まで育てて飼う場合は、夏の暑い時期には温度管理が大切になっています。

一般的な両生類の変態について

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両生類の変態とはオタマジャクシがカエルになることで、オタマジャクシの時はエラを持ちエラ呼吸により水中生活を行いますが、成体のカエルになると肺呼吸に変わり陸上生活を行うことになります。

サンショウウオの仲間も両生類なので卵から生まれた時はエラを使って水中で過ごし、成体化し変態を行うとエラが消失して陸上生活に適応します。サンショウウオの仲間であるウーパールーパーは変態前の成体化しないサンショウウオです。
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ウーパールーパーの生態に隠された特徴7コ

ウーパールーパーはサンショウウオなのですが、7つほどの違いがあります。大きく異なるのが成体になってもエラが無くならないことですが、特殊な環境に置くとエラが消失する場合があります。

他には驚異的な再生能力を持っていて手足やシッポ以外にも損傷した臓器まで再生する能力を持っています。

売られているウーパールーパーは小さいですが成体すると20㎝以上の大きさになり、成長速度も速くなっていて寿命も数年間あります。

特徴1:一般的には変態しない

ウーパールーパーは成体してもエラが消失しない、生物学的には幼形成熟をする成体しない両生類です。一般的にサンショウウオの仲間は身体の外側にエラを持つ幼体として生まれますが、成長するに従ってエラが消えて肺呼吸をする成体となります。

しかし、ウーパールーパーは成長してもエラが消えないで、エラを持つ幼体のまま生殖可能な成体になります。幼体の特徴を残したまま成熟する事を生物学では幼形成熟と言われています。

特徴2:まれに変態することも

ウーパールーパーは幼形成熟をする成体しない両性類ですが、サンショウウオの仲間ですのでウーパールーパーにもエラを失った成体も存在します。特殊な環境下で生育することで稀に自然界でもウーパールーパーの成体の存在が知られています。

たとえば肺呼吸せざるを得なくなってしまった環境下で育つことで、エラを失って成体します。つまり、乾燥が続き水位が下がってしまった環境下であると肺呼吸を始め成体化することになります。

特徴3:変態した成体の特徴

エラが消えることは無い幼体成熟のウーパールーパーですが、各種の条件下で育てると成体してエラを失います。そうなると可愛いウーパールーパーの姿は大きく変わり、見た目がサンショウウオに似てきてしまいます。

特にゴールデン系、アルビノ系は見た目が可愛くなくなってしまいます。しかし、再生力の強さは変わらず、手足どころか脳の一部ですら再生するため再生手術の科学実験動物として飼育されます。

特徴4:変態させたい場合は

ウーパールーパーは通常は幼体成熟のエラを持ったまま成熟する両生類ですが、人工的にウーパールーパーを成体で変態させることができます。

幼体から成体に成長する時期に水槽の水位を下げる事、PHを変化させたりする事で肺呼吸を促して本来のメキシコサラマンダーにする事ができ、エラが無くなり肺呼吸を始めます。ただし温度管理が難しくなり飼育難易度が上がるため専門店で稀に流通する程度で両生類マニア向けになっています。

特徴5:成体のサイズは

小さいサイズで売られているウーパールーパーですが、育つと23~27センチ程の大きさにまで成長してしまいます。野生では30センチを超えることもありますが、人工飼育下でこの30㎝のサイズにまで大きく成長することはまずありません。

ショップでは子供のサイズで売られているために、愛玩用の小さな生物と思われていますが、大きく成長してしまうのでウーパールーパーを飼う場合は水槽の大きさを考慮しなければなりません。

特徴6:成長のスピードが早い

ウーパールーパーの成長速度はとても速くて半年で全長20cm程度まで成長します。むろん個体差はありますが25cmくらいの大きさになります。早く成長するためにエサは貪欲に食べてしまい、エサをあげれば上げるだけ食べて成長速度は極めて速くなってしまいます。

したがって、成長速度はエサを与える量によってコントロールすることができます。育ちすぎや成体化で飼育困難にならないように成長をコントロールしてください。

特徴7:成体の寿命は

ウーパールーパーは想像以上に元気な生物で、ペットとして飼った場合は10年程度も飼うことができます。ただし、成体化してしまうと肺呼吸による負担からか、寿命はとても短いものになってしまいます。

自然界で生きるウーパールーパーの寿命は長く10~15年ほど寿命があり、場合によって25年も生きることがあります。人間が飼育すると環境ストレスなどから、寿命が短くなる傾向があり、飼育法が悪いと5~8年ほどしか寿命が無くなってしまうとされています。

人工飼料のエサを紹介します

熱帯魚・観賞魚用のエサを広く取り扱っているアクアシステム社から販売されているウーパールーパーのえさは、4cm程度の小さなウーパールーパーから成体になったウーパールーパーまで対象の粒状で沈下性のウーパールーパー専用のエサです。

総合高栄養飼料ですので育成から繁殖まで使えるエサになっています。しかも、ウーパールーパーの嗅覚を刺激して食欲を与えるエキス成分が配合されている嗜好性の高いエサでです。

ウーパールーパーの飼育について

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ウーパールーパーは金魚程度に簡単に変える生き物で、とても丈夫なうえ簡単な設備で飼育することができます。可愛らしさもあって、しぐさも抜けた印象を与えるのでウーパールーパーの好家は結構多くいます。

ウーパールーパーを飼うために必要な飼育設備自体は、金魚を飼う程度で特別な飼育設備は必要ありません。とりあえず必要なものは、水槽とエアレーション装置とカルキ抜き、そして餌だけと安価にそろえることができます。

元気な個体の見分け方

丈夫な生物のウーパールーパーは身体の一部が無い場合でも、きちんと飼えば元気になってしまうほどです。しかし餌も食べられないくらい衰弱している場合は避けた方が賢明です。見分け方としては全く動かないのは体力が失われているので避けてください。

また、傾いたまま水面に浮いているウーパールーパーも避けます。傾いていると餌をうまく食べられずに衰弱死してしまう可能性と酷く傾いた状態はぷかぷか病の可能性があります。

飼育に必要なもの

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ウーパールーパーは水槽で飼育しますが、成長に合わせて水槽のサイズも大きくしていくことが必要です。ウーパールーパーを買ったうちは小さいのでサイズの小さい容器でも大丈夫ですが、最終的には20㎝以上に大きくなるので大きめの水槽で育てるようにします。

餌とカルキ抜きそして酸素の供給や水質の維持のためのろ過器やエアレーションも必要になり、温度管理のための水温計や食べ残しのエサを取るスポイトもあると便利です。
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飼育環境について

ウーパールーパーを飼育するための水槽の水は、水道水をカルキ抜きしたものを使い、水を綺麗に保つため3日~一週間に一度、半分の水を取り換えます。ろ過装置他の設備を使うことで水換え頻度を減らすことができます。

また、エサは専用のエサや生餌を一日に1回食べ残さない量を与えるだけで済みます。成体程度に大きくなったら1週間に数回エサを与えても構いません。食べ残しは水質悪化の原因になるので取り除きます。

変態した個体の飼育

ウーパールーパーは成体になり変態すると肺呼吸になるので変態前のように水中では生きられません。成体前と同じく水槽で飼うと育ちにくく、最悪おぼれてしまいます。ウーパールーパーが成体して変態したら成育環境に「水場」と「陸地」の両方を水槽内に準備しなければなりません。

成体して変態後の岩などを設置して丘を作って水位も低くしますが、いきなり陸地ばかりにすると成体化したばかりの場合はストレスを与えてしまいます。

ウーパールーパーのエサ

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ウーパールーパーの餌は専用の人工飼料があり、専用につくられた餌ですので工夫され食べやすく作ってあります。栄養バランスも整えられているのも人工飼料の特徴で、常温で保存ができ便利です。

そのほか、生餌の小エビやメダカやイトミミズ他を好みます。人工飼料に保存しにくい他使いにくいですが、たまに与えるとウーパールーパーの食が進みます。専用の人工飼料を中心に与えながら、たまに生き餌を与えるのがです。

繁殖について

ウーパールーパーのオスとメスをひとつの水槽で飼育すると卵を産むことがあり、おおむねウーパールーパーは冬から春の時期に卵を産みます。たくさんの卵を産みますのですぐわかりますから、卵を見つけたら別の容器や水槽に入れ替えて飼育します。

卵は衝撃に弱いため、丁寧に扱いますが卵のなかに無精卵が混ざっている場合は、カビるので取り除きます。卵用の水槽にも、エアレーションを設置して酸素不足にならないようにします。

注意したこと

ウーパールーパーの赤ちゃんは1㎝ほどの小さな体で、卵から2週間ほどで孵ります。すぐに餌を食べ始めますが生まれたばかりはブラインシュリンプを与えます。赤ちゃんは食べ残すことが多いので、水質を悪化させないようにすぐに食べかすを取り除いておきます。

1週間ほどで前足が生え、倍近くに成長します。生後2週間ほどすると体の大きさに個体差が生まれると、共食いが始まるので注意して共食いを防ぐために水槽をわけます。

病気について

ウーパールーパーの病気には、まず水カビ病がありカラダの傷口にサプロレグニア菌他の菌が感染することで発症して白っぽい綿のような菌糸のかたまりが皮膚の表面に付着します。

次にぷかぷか病という病気があって、ぷかぷか病は別名浮遊病ともいわれますが体内にガスがたまり、水中に潜ることができなくなって水面に浮いたままの状態になる病気で、エサを摂ることができなくなります。他にも腹水病その他の病気が知られています。

ウーパールーパーは魅力的な生き物

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ウーパールーパーは認知度の割に意外とよく知られていない不思議な見かけの生き物ですが、ペットとしての側面ももっていて金魚を飼うのと同レベルの飼育難易度です。

ウーパールーパーの可愛いさのためか女性の方が飼っているケースが多くなっています。しかも、安価で入手もしやすいペットですから、かえって飼育初心者にもペットです。のんびりした動きと愛嬌ある容貌に癒やされることのあるペットです。

ウーパールーパー飼育についてもっと知る

ウーパールーパーは成体にならない限りは水の中で生きる生き物ですので、陸地の設備は必要なく普通の水槽で飼うことができます。淡水で飼育できるので、特別に海水を用意する必要もなく、カルキ抜きをした水道水でウーパールーパーを飼育できます。

寒さに強く冬場は元気なウーパールーパーですが、暑さに弱いので夏が苦手なため、水温が高いと弱ってしまいますから夏場の水温調整がウーパールーパーを元気にする大事な点です。
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