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瓶を煮沸消毒する手順7|瓶を使用する保存食レシピ4
更新日:2020年08月28日

ジャムやピクルスなどの保存食をつくったら、瓶に保存する人が大部分でしょう。このとき、瓶を煮沸消毒しておけば、食品は長く保存することができます。一見、面倒に思える煮沸消毒ですが、やり方を覚えてしまえば簡単です。この機会に覚えてしまい、食品の保存に活用しましょう。

瓶を煮沸消毒する手順7|瓶を使用する保存食レシピ4

煮沸消毒とは

「煮沸消毒」とは、沸騰した水で消毒することです。保存容器や汚れたふきん、あるいは、哺乳瓶などを煮沸することで、それらに付着している雑菌を殺菌するという方法です。

煮沸消毒は、昔ながらのシンプルな殺菌方法です。現在は消毒専用の洗剤なども普及していますが、煮沸消毒は、お湯だけで化学薬品などを使いませんから安心。やり方を知っておけば、ジャムなどをつくって保存する際の瓶を消毒するのに、とても便利です。

消毒の方法

「熱湯厳禁」と書かれている瓶や煮沸消毒できない大きな瓶などの場合は、消毒用エタノールかホワイトリカーなど度数の高い(35度以上)アルコールを使うといいでしょう。

消毒用エタノールなら、瓶にまんべんなくスプレーし、キッチンペーパーで拭き取るだけ。お酒の場合は、まず、お酒を少量を入れた瓶を転がすようにしてお酒を全体に行きわたらせます。そのあと、お酒を捨て、やはりキッチンペーパーで拭き取れば殺菌完了です。
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煮沸消毒に使える瓶

基本的に、ガラス製の製品は煮沸消毒が可能です。もちろん哺乳瓶も煮沸消毒できます。ただし、「熱湯厳禁」などと表示されている瓶は、たとえガラス製でも煮沸消毒は控えましょう。必ずしも表示があるとは限りませんが、「耐熱温度100℃以上」の表示を確認してから行うと確実です。

ちなみに、プラスチックの保存容器の場合も、「耐熱温度100℃以上」の表示があれば、煮沸消毒は可能。それ以外は台所用漂白剤を使用しましょう。

瓶を煮沸消毒する手順7

ジャムや漬物などの保存食は、その食品に含まれる砂糖や塩の割合を高くすることで、細菌が繁殖しにくくなります。でも、いくらそうした工夫をしたところで、保存に使う容器に雑菌が付着していては意味がありません。そこで、煮沸消毒がとても重要な意味を持ってきます。

さっそく、瓶を煮沸消毒してみましょう。きちんと殺菌ができる煮沸消毒の方法を、7つのステップで紹介していきます。正しい方法を押さえておきましょう。

手順1:道具の準備

煮沸消毒をする際、最初に行うべきは、道具の準備です。「とりあえず大きな鍋にお湯を沸かしちゃえ」と行き当たりばったりで始めるのではなく、まずは、必要な道具を揃えることからスタートしてください。

煮沸消毒は、保存用の瓶と煮沸に使う鍋があればいいというわけではなく、他にも必要なものがあります。それらを用意してから始めるのは、煮沸消毒を安全に、完璧に行う基本です。

きれいに洗ってある耐熱の瓶

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煮沸消毒をするにあたり、「何はともあれ、これがないと始まらない」のが、消毒をする瓶です。もちろん、熱湯でグラグラ煮るのですから、既述したように耐熱の瓶でなくてはなりません。

食品の保存用に使うのであれば、きっちりと閉まるフタが付いていることも大前提です。フタ付きの耐熱瓶を用意したら、台所用洗剤できれいに洗いましょう。

瓶がすっぽりつかる鍋

鍋は、煮沸消毒に絶対に欠かすことができない道具です。煮沸消毒したい瓶がすっぽりと浸かる大きさの鍋を用意しましょう。小さな瓶でも複数個を煮沸したいときは、大きめの鍋が、手間を省けて便利です。

鍋の素材は問いません。ステンレスでもアルミでも、水を沸騰させることができ、消毒する瓶が完全に水没するなら、どんなものでもOK。ただ、いずれにしても、料理の油分などが残っていないよう、清潔な鍋を使いましょう。

清潔なフキンかキッチンペーパー

煮沸消毒して鍋から取り出した瓶などの保存容器を乾かすとき、ふきんかキッチンペーパーを使います。

使い捨てのキッチンペーパーよりふきんのほうがエコではあるけれど、ふきんを使うなら、清潔なものを用意することがポイントです。せっかく瓶を煮沸消毒したのに、ふきんに雑菌がついていたのでは、意味がなくなってしまします。その意味では、キッチンペーパーのほうが安心と言えるでしょう。

トングやシリコン手袋

お湯が煮えたぎっている鍋から瓶を取り出すのに、菜箸を使っても構いませんが、トングやシリコン手袋があると安心・安全です。

シリコン手袋とは、耐熱性に優れた素材シリコンでできた手袋のこと。値段はピンキリですが、昨今は、100均(ただし値段は高めに設定されている場合がある)などでも販売されています。シリコン手袋は、耐熱温度が200℃以上で、キッチンではさまざまな用途に使えます。ひとつ持っておくと便利です。

手順2:鍋に水と瓶を入れ火にかける

道具の準備が整ったら、いよいよ煮沸のステップに進みます。水を入れた鍋を火にかけて消毒したい瓶を鍋に入れる工程です。とてもシンプルな作業ですが、このとき、注意すべき点がいくつかあります。

瓶は水から鍋に入れること、鍋の底にふきんを敷くこと。この2つの注意点守ることで、確実に、安全に、瓶の煮沸消毒ができます。

沸騰している湯に入れると瓶が割れる

瓶を煮沸消毒する場合、グラグラ煮えている熱湯に入れるのではなく、瓶は水から入れるのがポイントです。鍋に瓶を入れて、瓶がどっぷり浸かるほどの水を注いだら、鍋を火にかけます。

沸騰したお湯に瓶をいきなり入れると、急激な温度変化によって割れてしまうことがあるため、くれぐれも気をつけましょう。水から入れて沸騰させれば、安全に消毒ができます。

ぶつかって割れるのを防ぐには鍋底にフキンを

お湯が沸騰してくると、鍋に入れた瓶がカタカタと踊り始めます。このとき、瓶が鍋底にぶつかった衝撃でヒビが入ったり、最悪の場合、割れてしまったりすることがあります。

鍋底にふきんを敷くのは、煮沸中の衝撃で瓶が割れたりするのを防ぐため。ふきんがクッションの役割を果たし、たとえ瓶が鍋底にぶつかったとしても、ヒビが入ったり、割れたりするのを防ぐことができます。

手順3:水が沸騰し泡が出てきてから時間を計る

ふきんを底に敷き、瓶と水を入れた鍋は、強火にかけて一気に沸騰させるのがポイントです。沸騰したら、少しだけ火を弱くして、吹きこぼれない程度にグツグツしている状態を保ちます。

殺菌に効果的な煮沸時間の目安があります。時間を計るのが理想ですが、その際は、水が沸騰して泡が出始めてからの時間をカウントします。

煮沸時間の目安

私たちのまわりには、いろいろな細菌が存在します。中には10秒で死滅するものもありますが、たいていの細菌が死滅するのに必要な煮沸時間は3分ほどとされていますから、念のためを考えて、最低5分は煮沸しましょう。

煮沸の時間は長ければ長いほどいいわけではありません。10分で死なない菌は30分煮沸しても死なないとも言われています。したがって、煮沸時間の目安としては、最低5分、長くても10分程度でいいでしょう。

手順4:瓶のふたを鍋に入れる

煮沸消毒する際は、瓶のふたは外した状態で鍋に入れます。ふたの素材にもよりますがアルミやステンレスなど高熱によって変形する可能性がないものなら、瓶と同じタイミングで鍋に入れてもいいでしょう。

プラスチック製のふたは、じわじわと温まると変形する可能性もあるため、水が沸騰してから鍋に入れるほうが安心です。

変形を防ぐために瓶より短めに煮沸する

保存瓶は、最低でも5分は煮沸すべきことは既述したとおりです。一方、ふたはというと、変形が不安な素材でできているものであれば、3分くらいで取り出しましょう。

保存容器によってはゴム製のパッキンがついているものもあります。このパッキンも煮沸消毒しますが、ふたと同じく、煮沸時間は瓶より短めにすると安心です。

手順5:やけどに注意して取り出す

グツグツ煮立ち初めて5〜10分経ったら、瓶を鍋から取り出します。このときに活躍するのが、あらかじめ用意しておいたトングやシリコン手袋です。もちろん、これらの道具を使ってもヤケドをしないよう、細心の注意を払いましょう。

手順6:瓶と蓋を逆さまにして乾かす

鍋から取り出した瓶とふたは、広げたふきんやキッチンペーパーの上に伏せ、そのまま余熱で乾燥させてください。せっかく煮沸消毒したのですから、むやみに瓶を触らないようにしましょう。

手順7:水滴が乾いたら消毒完了

瓶やふたについた水滴が完全になくなって乾いたら、消毒は完了です。乾いた瓶は、再びしまったりせず、できるだけ早めに使用しましょう。

例えば自家製ジャムを保存するなら、ジャムも瓶も冷め切らないうちに瓶詰めにするほうが、ガビが生えにくいとされています。ジャム作りと保存瓶の煮沸消毒を同時進行で行うのが理想です。

保存瓶で料理もできてしまいます!

瓶を使って作る料理のレシピ集

口コミ
ネットで話題になっていたので購入してみましたが、本当に簡単な調理法でびっくりしました。 キーマカレーを作ってみたのですが、材料を瓶に詰めて、鍋で蒸すだけ!
”ジャーサラダ”の瓶を活用した、新しい調理法”ジャースチーム”のレシピ集。瓶に材料を詰め、水をはった鍋に入れ、ふたをして加熱するだけのシンプルな方法で、簡単につくれる料理70品が紹介されています。

掲載されているのは、さばの味噌煮、アクアパッツァ、チャーシュー、蒸しぎょうざ、キーマカレー、蒸しパンなど毎日の食卓に並べられる料理ばかり。まとめてつくって瓶ごと保存も可能ですから、家事の時短にもなります。
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煮沸消毒した瓶を使用する保存食レシピ4

瓶で保存するというと、すぐに思い浮かぶのは自家製のジャムやマーマレードです。でも、煮沸消毒した瓶を使用する保存食は、ジャムやマーマレード以外にもあります。では、どんなものがあるのでしょうか。あると便利な保存食を紹介します。

1:パプリカとズッキーニ、人参のマリネ

パプリカ、ズッキーニ、人参のマリネです。彩りが鮮やかなため、クリスマスやお正月などのおもてなし料理に添えると、食卓が華やぎますし、一品でホームパーティの前菜としても活躍してくれます。たくさんつくってストックしておきたい料理です。

すぐに食べ切ってしまうなら、瓶を煮沸消毒する必要はありませんが、ある程度長く保存したいなら、やはり煮沸消毒をしてください。

材料)
パプリカ 3個
ズッキーニ 1本(140g)
人参 1本(120g)
しょうが 1かけ
にんにく 1かけ
コンソメ(顆粒) 4.5g
酢 50cc
白ワイン 50cc
砂糖 大さじ2
塩 小さじ1/2
バジル(乾燥) 小さじ1
水 100cc
オリーブ油 少々
Weck保存瓶290ml 5個

作り方)
1.人参、ズッキーニを縦4つに切り、約1cm幅のいちょう切りにする。パプリカを1cm角に切る。にんにくとしょうがを薄切りにする。
2.フライパンにオリーブ油とにんにくを入れて、にんにくを炒める。
3.にんにくのよい香りがしたら、人参を加えて軽く炒める。
4.続いて、ズッキーニを加えて軽く炒める。
5.パプリカとしょうがを加えて軽く混ぜたら、白ワイン、酢、水、砂糖、塩、コンソメ、バジルを加えて混ぜる。
6.落としぶたをして弱めの中火で10分煮る。
7.10分たったら火を止める。熱いうちに保存瓶(Weck290ml×5個)に詰めて、ふたをする。30分煮沸消毒をして、完成。

出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/22442/recipe/845685 |

2:木の実とドライフルーツのハチミツ漬け

アーモンドやマカデミアナッツなどの木の実とプルーン、イチジクといったドライフルーツをはちみつに漬け込んだ、美容と健康に嬉しい保存食です。

木の実には、肌の美容に良いとされるビタミンEや、糖質や脂質の代謝に必要なビタミンB群がたっぷりで、さらには、良質の油も豊富です。一方、フルーツの美味しさと栄養がギュッと凝縮されたドライフルーツには、ミネラルや、ビタミンB群や食物繊維などがふんだんに含まれています。

3:香味油

ネギ、生姜、にんにくをごま油で炒めてつくる香味油は常備しておくと便利な調味料。野菜炒め、チャーハン、スープなどいろいろな料理の隠し味に使うと、味がグッとよくなります。

煮沸消毒した瓶に保存しますが、保存は冷蔵庫がベスト。1か月弱くらいは持ちますが、2週間ほどで使い切るのが理想です。常に清潔なスプーンを用い、使う分だけ取り分けるようにしましょう。

材料)
ネギ みじん切り 150g
生姜 せん切り 25g
にんにく みじん切り 3片分
ごま油 大さじ5
塩 小さじ1
上白糖 小さじ2
鶏ガラスープの素 小さじ2
鷹の爪 1本

作り方)
1.鷹の爪は種を取り除いておく。ごま油で生姜・ニンニクを炒め香ってきたらネギを入れサッと炒めます。
2.調味料類を入れネギがしっとりするまで炒めます。
3.煮沸消毒した保存瓶に熱いうちに詰めます。荒熱が取れたらふたをして冷蔵庫へ。

出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/52987/recipe/580355 |

4:ゴーヤの甘酢ピクルス

つくり方はとても簡単。塩もみしたゴーヤを甘酢にひと晩漬け込んでおくだけで、さっぱりした大人味のピクスルができあがります。ビタミンCたっぷりのゴーヤは夏バテ気味のときなどに最適。ピクルスにしてたくさんいただきましょう。

ピクルスを食べ切ったあとで残った甘酢はつぎ足してさらにピクルスを浸けたり、酢の物の調味料として再利用できます。

材料)
ゴーヤ 1本
塩 小さじ1/2
★酢 1カップ
★砂糖 大さじ6
★塩 小さじ1/2
★赤唐辛子輪切り 1本分

作り方)
1.鍋に★を入れ、一度沸騰させて冷まし、煮沸消毒した保存瓶・容器に入れる。
2.ゴーヤは5㎜幅にスライスし、塩をもみ込んで、しばらくおく。
3.ゴーヤの水分を軽く絞り、保存瓶に入れ、一日漬け込めば完成。

出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/8461/recipe/129347 |

煮沸消毒した瓶を活用しよう

家で保存食をつくったとき、プラスチック製の密閉容器に保存している人も多いでしょう。もちろん、それはそれでOKですが、空き瓶がたくさんあるようなら、煮沸消毒して、もっと活用してみませんか。

瓶なら中身が見えますから、必要なものがさっと取り出せて便利ですし、色鮮やかな保存食なら、見ているだけで気持ちが豊かになってきます。

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初回公開日:2018年11月29日

記載されている内容は2018年11月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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