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2018年11月06日

本当は怖いグリム童話のあらすじ6作品|おすすめの本3つ

みんなが大好きな「シンデレラ」や「赤ずきんちゃん」などのおとぎばなしは、グリム童話の中の1つのお話です。グリム童話は本当は怖いストーリーだということが近年、ベストセラー本などで次々と明らかにされています。今回は、本当は怖いグリム童話の内容をご紹介していきます。

本当は怖いグリム童話のあらすじ6作品|おすすめの本3つ

グリム童話について

本当は怖いグリム童話のあらすじ6作品|おすすめの本3つ

グリム童話とは、1800年代にドイツのグリム兄弟が集めた、その土地に伝わる民話を収集した本です。

グリム童話は、ディズニーランドのアトラクションの題材になっているほど、世界中でもっともポピュラーな童話です。160以上の言語に翻訳されていて、聖書に並ぶバイブルとも呼ばれるほどです。

日本にも絵本やおとぎばなしとして、数々のグリム童話がたくさん伝えられています。

グリム童話の概要

グリム童話の正式名称は「子供たちと家庭の童話」といいます。

1812年に初版本が出され、第2版は1815年に発売されています。フランス革命とナポレオンの台頭に触発された当時のドイツ文学界は、ロマンス主義からメルヘンなどの発掘収集に移行していました。その中で編纂されたのが、グリム童話です。

グリム童話は民間伝承をそのまま本にしたものではなく、グリム兄弟によって子供むけに脚色や解釈が加えられた読み物です。

グリム兄弟とは

グリム童話を編纂したグリム兄弟とは、法律家のもとに生まれたヤーコプとヴィルヘルム・2人のドイツ人兄弟です。

ヤーコプは長男で、ドイツの言語学者・文学者・法学者であり、ドイツの文献学や古代史研究の基礎を築いた人物です。三男のヴィルヘルムも、言語学者・文学者・童話・伝承の収集者で大学の司書をしていました。

二男のルートヴィヒ・エーミール・グリムは銅版画家でもあり、グリム童話の挿絵を描いています。

本当は怖いグリム童話のタイトルとあらすじ

本当は怖いグリム童話のあらすじ6作品|おすすめの本3つ

本当は怖いグリム童話の、実際のあらすじを追っていきましょう。

グリム童話は、グリム兄弟がドイツの村を訪れ、民衆の間で口伝されていた民間伝承を集めてまとめたものだといわれています。

しかし、のちの研究で、グリム兄弟は中流から上流階級の婦人の口から聴いた話をまとめて、グリム童話にしたと解釈されています。上流階級の婦人たちは召使たちとの接触があるため、民間伝承を耳にする機会があったと推察されるからです。

タイトル1:ラプンツエル

ディズニーの映画でも有名なラプンツェルは、髪の長い女の子が主人公の怖い恋愛話です。

ある夫婦にやっと子供ができました。妻は妊娠中、どうしても隣の魔女の家で栽培しているラプンツェルが食べたくなり、夫に頼んで盗んでもらいます。それが見つかり、魔女に生まれた女の子をあげる約束をさせられます。

ラプンツェルというのはレタスと訳される本もありますが、妊婦に良いとされる麻薬のような薬草のことです。

あらすじ

主人公の女の子は髪を長く伸ばされ、塔の上で育てられます。

魔女は少女の髪をつたって塔に上ります。それを見た王子が塔の上に上り、少女と恋仲になります。少女は妊娠し、魔女に見つかり荒野に捨てられます。それを知った王子は塔から身を投げ、目玉が飛び出て目が見えなくなってしまいます。

さまよい歩いた王子は、男の子と女の子の双子を産んだ少女と再会し、彼女の涙で目も見えるようになり、国に帰って幸せに暮らしました。

タイトル2:白雪姫

本当は怖いグリム童話のあらすじ6作品|おすすめの本3つ

本当の白雪姫は、まま母ではなく、実母が悪役の怖い話です。

ヨーロッパの昔話は、実母が自分の子を殺すという怖い民話が横行していました。グリム童話も初版本ではそのような内容になっていますが、子供向けではなく一般大衆にウケないので、内容を変えてあります。

民間伝承のこのようなおとぎばなしは、子供に道徳感や世界観を教えるために存在していたので、リアルで怖い内容になっています。

あらすじ

白雪姫の母は美しい娘に嫉妬して、狩人に命令して、森で白雪姫を殺そうとします。

白雪姫に命ごいをされた狩人が白雪姫を逃がします。小人の家に逃げ込んだ白雪姫を、老婆に化けてやってきた母親が、毒りんごで殺してしまいます。

白雪姫は棺に入れられ、小人たちに守られます。やがてとおりかかった王子に棺ごと譲られ、途中で家来に背中を叩かれて、生き返ります。まま母を八つ裂きにして、王子と幸せに暮らします。

タイトル3:赤ずきん

本当は怖いグリム童話のあらすじ6作品|おすすめの本3つ

赤ずきんはスウェーデンの民話「黒い森の乙女」やフランスのメルヘンを題材にしているといわれています。

赤ずきんは本当は怖い話で、狼に騙されて、おばあさんの血と肉でできたワインと干し肉を食べるシーンや、服を脱ぐシーンなどがあります。女の子が悪い狼に騙されて怖いめに遭わないようにという、教訓話として伝承された民話です。

赤ずきんは改編されるたびに話が変わっていき、おとぎばなしとしての要素が強くなっています。

あらすじ

女の子がおばあさんのところに使いに出される途中、悪い狼に騙されて寄り道をしてしまいます。

狼は女の子が寄り道をしている間に先回りして、おばあさんを食べてしまいます。しばらくしてやってきた女の子も丸呑みにしてしまいますが、そのことに気づいた猟師に殺されます。赤ずきんもおばあさんも無事に救出されます。

赤ずきんは自らの行動を反省し、良い子になります。

タイトル4:親指姫

親指姫は、デンマークの有名な童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン原作の物語です。アンデルセンは人魚姫や裸の王様など、世界的に有名な創作物をいくつも書き上げました。

アンデルセンとグリム兄弟は親交がありました。グリム兄弟の方が20歳ほど年上です。先にアンデルセンがグリム邸を訪れ、その後、ヤーコプ・グリムがアンデルセンの家を訪問しました。国を代表する童話作家同士の交流は、何回も続けられました。

あらすじ

チューリップの花から生まれた、親指大の少女が主人公のお話です。

少女はある日、ヒキガエルに誘拐されてしまいます。魚たちの助けで逃げ出しますが、今度は黄金虫に誘拐されて置き去りにされてしまいます。そこで、野ねずみのおばあさんの家に住み込みます。

小さな少女は、結婚を強要してくる隣の家のモグラの家に居た瀕死のつばめを助け、花の国に逃亡します。そこで花の国の王子と結婚して、親指姫として幸せに暮らします。

タイトル5:シンデレラ

本当は怖いグリム童話のあらすじ6作品|おすすめの本3つ

世界的に有名なシンデレラの最古の文献として、ギリシャの歴史家が記したロードピスの話があります。

こちらはエジプトのファラオとのちに結婚する女奴隷の話です。ガラスの靴ではなく、薔薇の飾りが付けられたサンダルが、物語の中心になっています。

グリム童話では灰かぶり姫という題名です。シンデレラが召使のようにいつも働かされていて、暖炉の灰まみれになっていたからです。シンデレラとは、灰だらけのエラという意味です。

あらすじ

まま母とその娘たちにいじめられて灰まみれになっている少女が主人公です。

舞踏会に出たい少女のために、小鳥がドレスとガラスの靴を用意してくれます。舞踏会に出掛けたシンデレラは王子に見初められ、ガラスの靴を片方残して姿を消します。そのガラスの靴を切り札に、王子がシンデレラを見つけて結婚する話です。

グリム童話ではガラスの靴が合わないまま子たちが、自分の指や踵を切って無理やり履くという怖い話になっています。

タイトル6:青ひげ

本当は怖いグリム童話のあらすじ6作品|おすすめの本3つ

青ひげとは、次々と妻を殺していく金持ちの男の話です。

無駄な好奇心は恐怖を呼ぶという教訓めいた、とても怖い話です。グリム童話には初版本だけに収録されています。青ひげのモデルは、ヘンリー8世やジル・ド・レなどの暴君者がモデルではないかといわれています。

あらすじ

青いひげを生やした金持ちの男が主人公の怖いグリム童話です。

青ひげは何回も結婚しますが、妻がそのたびに失踪してしまいます。ある女性が青ひげと結婚します。小さな鍵で開けられる部屋にだけは入ってはいけないと言われますが、好奇心から入室してしまいます。そこには前妻の遺体がありました。

そのことを見つかった新妻は青ひげに殺されそうになりますが、助けられ、殺された青ひげの遺産を引き継ぎ金持ちになります。

本当は怖いグリム童話に興味がある人におすすめの本

大人もぞっとする初版『グリム童話』

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口コミ

本当は、そうなんだって話? 残酷かつ性愛がリアルに描かれていて 小学生の子供には読ませられない、、、、 が、大人の雑学にはもってこい!

大人もぞっとする初版『グリム童話』は、本当のグリム童話が読める本です。

著者は、古事記や今昔物語・源氏物語などの昔話を、現代人に読みやすく書きあらわしベストセラーを頻発している由良弥生です。原作のグリム童話を新解釈で描くその筆致は、驚くべきものがあります。

由良弥生ワールドで、本当は怖い、本物のグリム童話を堪能して下さい。

怖いグリム童話を読むなら

本当は怖いグリム童話のあらすじ6作品|おすすめの本3つ

実際に、怖いグリム童話を読むときのおすすめの作家をご紹介します。

グリム童話といえば、絵本などがたくさん出回っています。大人向けの本当は怖いグリム童話も、近年のブームに乗って、いくつも発売されています。そのなかから有名な作家の、グリム童話の本を3つご紹介していきます。

グリム童話以前に民間伝承を世に伝えた、シャルル・ペローやバジーレなどもいます。機会があったら読んでみてください。

おすすめの本1:作者「シャルル・ペロー」

眠れる森の美女 シャルル・ペロー童話集 (新潮文庫)

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口コミ

私が子供のころに見たおとぎ話の映画よりも、物語は暗くて成熟しています。

フランスのブルジョワ階級の生まれであるシャルル・ペローは、1600年代に活躍した詩人です。

ペローは民間伝承に脚色を加え、子供にもわかりやすいお話として童話集としてまとめました。グリム童話よりも早い時期に監修されたこれらの童話集は、文学・歴史的にも価値のあるものとして現代も認められています。グリム兄弟も彼の話を参考にしています。

シャルル・ペローの代表作は、眠れる森の美女や長靴をはいた猫などです。

おすすめの本2:作者「バジーレ」

愛と性のメルヒェン―グリム・バジーレ・ペローの物語集にみる (メルヒェン叢書)

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バジーレはシャルル・ペローより古い時代に民間伝承を本におこしたイタリアの詩人です。

バジーレは1500年代にイタリアの貧しい家庭に生まれ、傭兵だった人物です。絶世の美女であった妹のお陰で詩が認められ、民間伝承をまとめた童話集も出しました。

グリム童話の白雪姫は、このバジーレの「若い奴隷」がもとになっているといわれています。

おすすめの本3:作者「桐生 操」

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口コミ

白雪姫の真実に驚きました。眠り姫やシンデレラなどよく知られた話もこんな真実だったんですね。個人的にはネズの木と青髭がお気に入りです。

桐生操は、2人の女性の共同ペンネームで、本当は怖いグリム童話のブームを作った人気作家です。

パリ・リヨン大学でフランス文学・歴史を専攻した2人は、グリム童話だけではなく、さまざまな怖い話を本に著しベストセラーを連発しています。

本当の怖いグリム童話をただ直訳した今までの本とは違い、わたしたちにもわかりやすく、興味深く読むことができます。

グリム童話を再読してみては?

本当は怖いグリム童話のあらすじ6作品|おすすめの本3つ

本当は怖いグリム童話の内容がわかったところで、グリム童話を実際に再読してみてはいかがでしょうか。

子供向けのグリム童話でもいいですし、今回ご紹介したような、怖いグリム童話でもいいでしょう。2つを読み比べてみたり、グリム童話を再度してみることで、新たな魅力の発見があるでしょう。

怖い童謡や世界の謎

グリム童話のように怖くて残酷な実話が、世界中にあります。

以下のリンク先に、世界の謎やミステリー、怪奇事件、戦争についての怖いエピソードがたくさん載っています。見聞をひろめる意味で、一読をおすすめします。グリム童話の世界が普通に思えるほどの、怖い内容となっています。

グリム童話のように子供に関連した、日本の怖い童謡として、「かごめかごめ」の意味などのリンクも貼っておきます。参考にしてください。

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